４月６日は、五箇条の御誓文が発布＆城の日＆開発と平和のためのスポーツの国際デー＆人類が初めて北極に到達した日
【五箇条の御誓文が発布】
1868年4月6日(旧暦：慶応4年3月14日)、明治政府の意向を、明治天皇が天地神明に誓約する形式で「御誓文」が発布されました。
武家政治を撤廃し、君主制へと復帰した同年1月の王政復古の大号令から約3ヶ月、それまで、約260年続いた徳川政権時代からの転換を強く意識し、西洋諸国やアメリカ議会などの在り方に倣って反映させた内容となっていて、
超意訳：独断は良くないよね、物事は公の場で話合って決めていきましょ、みんなで一致団結していきましょ、志は高く持っていこう、過去ばっか見てないで未来の可能性を自分たちで切り拓いていこうよ、天皇陛下が国の基盤を創り上げていく際の手助けができるよう、僕たちはいろんなことをもっと積極的に学んでいこうといった、五箇条からなる条文だったことから、「五箇条の御誓文」とも呼ばれています。
近年の研究によって、その真偽は不明となってはいますが、一説には、坂本龍馬が策定した船中八策が元になっているとも言われていて、激動となった明治期以降の日本の在り方を、多くの為政者たちが信念を持って言葉にしたことが伺える内容です。
《御誓文の策定》
草案作成：由利公正(きみまさ)
修正：福岡孝弟(たかちか)
加筆：木戸孝允(たかよし)
【城の日】
し(4)ろ(6)の語呂合わせにちなんで、財団法人日本城郭協会が城の記念日として、4月6日に制定したのが元となり、日本百名城のひとつに数えられている姫路城がある兵庫県姫路市が、後年に現行の城の日に改称しています。
さらには、名古屋城のある愛知県名古屋市も同じ理由から、同日に同名の記念日を制定しています。
姫路城は、1333(元弘3)年に、赤松則村(のりむら)によって築かれた平山城で、以後、羽柴秀吉(後の豊臣秀吉)、池田輝政、本多忠政ら多くの有力大名が所有する中で拡張が繰り返され、今日再現されている、大天守：五層六階、小天守：三つの構造になったとされています(大部分は池田輝政が城主の時)。
また、真っ白な外観とその形から「白鷺城(しろさぎじょう)」とも呼ばれています。
1993(平成5)年には世界文化遺産にも登録された他、日本国内においても、日本百名城、国宝五城、三名城、三大連立式平山城など、数多くの名城選のひとつに数えられています。
《国宝五城》
国宝指定の現存天守を持つ城郭が選定条件とされていて、下記を指しています。
姫路城：兵庫県
松本城：長野県
彦根城：滋賀県
犬山城：愛知県
松江城：島根県
《三名城》
姫路城：兵庫県
大阪城：大阪府
名古屋城：兵庫県
とされるも、時代や構造・解釈の違いによって変動しています。
《三大連立式平山城》
姫路城：兵庫県
松山城：愛媛県
和歌山城：和歌山県
【開発と平和のためのスポーツの国際デー】
1896(明治)年4月6日に、初の近代オリンピックとされる「第1回近代オリンピック大会・通称：第1回アテネ・オリンピック」がギリシャで開催されたことにちなんで、国連が国際デーとして記念日に制定しています。
国際表記：International Day of Sport for Development and Peace
近代オリンピックの父と称されるピエール・ド・クーベルタン男爵によって提唱されたオリンピックは、世界的なスポーツ大会として、以後、基本的に4年に1度開催されています。
スポーツは、人権の向上や社会的・経済的発展に積極的な影響を与えると考えられていて、スポーツを通して、各国の開発と平和を促すとともに、寛容と相互理解を育む場としての期待が高まっています。
そのため、4月6日を中心として、世界中の国々でオリンピックに関する様々なイベント、シンポジウム、フェス などが開催されている他、アスリートや競技関係者たちによるメッセージが発信されています。
【人類が初めて北極に到達】
1909(明治42)年4月6日、アメリカ海軍のロバート・ピアリー氏が、人類史上初めて北極に到達しました。
北極到達へのチャレンジは以前から繰り返されていたものの、氷塊や気候が厳しい土地に耐えうる船や航海技術が追いついてなく、極めて至難とされていました。
が、ピアリー氏は北極到達時の思いを、「ついに極を得た！300年来、人々の競争の的であった北極を！」と日記に綴り、星条旗の1部を氷原に埋めて喜んだそうです。
が、当時は、ロバート・ピアリー氏が実際に北極へ到達したかどうかを確かめる術がなく、北極への初到達論争は、以後約80年ほど続き、実際に認定されたのは、1989(平成元)年になってからのことでした。
そして、この日は、北極の日として記念日のひとつに制定されています。
（以上、ネット検索より）
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