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自分へ送るラブレターとセルフ・コンパッション


5月23日は「恋文の日」

松竹が浅田次郎原作の映画『ラブ・レター』のPRのために、公開初日の5月23日を恋文の日と制定。

今日は、恋文の日ということで、自分への「ラブレター」について、「セルフ・コンパッション」の視点も踏まえて、少し考えてみたいと思います。

未来の自分宛てに書く手紙のサービスLetterMe

まずはじめに、現在わたしが運営している「LetterMe」について簡単にご紹介します。LetterMeでは、毎月1回、翌月の自分宛てに手紙を書く時間を、サブスクサービスの形でお届けしています。LetterMeユーザーさんには、オンラインで配信されるLetterTimeに、思い思いの場所から参加して頂き、LetterMeオリジナルのレターセットに手紙を書いて頂きます。

毎月翌月の自分へラブレターを書き、翌月そのラブレターを自分で受け取る、そんな体験を提供しています。


LetterMeユーザーさんの感想

実際にLetterMeをご利用くださっているユーザーさんから頂いた感想がこちらになります。

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■過去の自分に励まされた
■過去の自分に勇気づけられた
■自分との約束を守りたい気持ちが高まった

自分へ送る手紙を通して、そのような体験をしてくださっているようです。LetterTimeでは、手紙の書く内容も自由で、書いた手紙も誰かにシェアすることはないので、ユーザーさん1人ひとりが、どのような手紙を書き、どんな体験をしてくださっているのか、わたし自身も、実際はわかりません。

でも、このような感想を拝見すると、過去・今・未来、の自分と手紙を通して対話し、そして自分からの温かいエールを手紙を通して受け取っていただいているんだということがわかります。


セルフ・コンパッションについて

このような体験は、まさに「セルフ・コンパッション」そのものです。

セルフ・コンパッションとは、2003年、米国の自己心理学者、クリスティーン・ネフ博士が取り上げたことでブレイクした「コンパッション」を構成する要素のひとつで、「自己への思いやり」と直訳されます。

自己への思いやりといわれても、なかなかピンと来ないと思いますが、次のようなワークをするとイメージが湧いてくると思います。

「親友が、大事な仕事で失敗し、ひどく落ち込んでいます。あなたは親友になんと声をかけますか?」

こんな状況であれば、どんな言葉をかけるでしょうか?どんな思いやりをもって関わるでしょうか?

きっといろんな言葉や、関わり方がイメージできたのではないでしょうか。では次に、こんな場合はいかがでしょうか。

「自分が、大事な仕事で失敗し、ひどく落ち込んでいます。あなたは自分へなんと声をかけますか?」

さっきとうって変わって、今回の質問には、ためらった方がほとんどではないでしょうか。

「なにしてるんだ、また失敗して。」「どうしていつも失敗ばかりするんだ。」そんな言葉が浮かんだ方もいるのではないでしょうか。

私も同じ質問を、セルフ・コンパッションの勉強会で出題された時、回答に困ってしまいました。自分へどんな声をかけるか。親友へ声をかけるときのように、思いやりを持って自分へ接することが、すぐにはイメージができませんでした。

自分を思いやり、そこに苦しみや悲しみがあれば積極的に和らげようと寄り添い行動すること。セルフ・コンパッションを頭では理解できても、実践するのは簡単ではないように感じます。

そして、このセルフ・コンパッションを高めていくと、どのような効用があるのでしょうか。日本におけるセルフ・コンパッションの第一人者とされる石村郁夫先生の著書「セルフ・コンパッション」では、このように書かれていました。

効用1: 本当の自分に基づいて行動できる
効用2: メンタルが良好に保たれる
効用3: 身体的な健康を維持できる
効用4: 人間関係を良好にする
効用5: 目標にむけて継続的に努力できる
効用6: 困難な状況から再起する力が高まる
効用7: 仕事のパフォーマンスが向上する

これをみて、自分へ思いやりを持って関わることの大切さを痛感します。


自分へ送るラブレターとセルフ・コンパッション

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セルフ・コンパッションを高めるために、自分へ送るラブレターはぴったりだと思っています。

わたし自身、昔から自分宛てに手紙を書くことが好きで、何か記念日や節目には、自分宛てになにかと手紙を書いていました。それはどちらかというと、その記念日や節目を特別なものにしたい、そんな想いからでした。

ただ、そんな自分が書いた手紙から、思いがけず、自分へ向けた思いやりのある言葉をたくさん受け取りました。その体験が、自分を「心の芯」から充電してくれることに気が付き、毎月自分宛てに手紙を書く習慣をはじめるようになりました。

手紙というツールは不思議なもので、手紙を前にすると、自然と思いやりのある言葉が引き出されるのです。だからこそ、自分へ送るラブレターは、「自分に思いやりをもって接する」習慣のひとつになっています。まさにそれは、セルフ・コンパッション、そのものだと感じています。


最後に、セルフコンパッション研究のパイオニアであるネフ准教授の言葉にこのような言葉があるそうです。

「あなたの人生でただ1人、年中無休で優しさと思いやりを提供できる人物。それは、あなた自身に他ならない」

本当にその通りだと思います。

・理想や目標に向かって常に努力しているビジネスパーソン
・大きな責任を背負い、高い目標に向かって走り続ける起業家や経営者
・今の自分ではなく、何者かになろうと頑張りすぎてしまう人
・家族や仕事で日々忙しく、自分の時間をとれていないお母さんやお父さん

ついつい自分を追い込み頑張ってしまう頑張り屋さんには、自分へ向けてラブレターを送る、そんな時間を、日常に取り入れて欲しいなと思います。

LetterMeがそのサポートとしてぴったりであれば、ぜひご活用頂ければと思います。

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▼翌月の自分宛てに手紙を書く体験会(オンライン/無料)を毎月開催しています
LetterMeに興味をもってくださった方はぜひお気軽にご参加下さい♪


▼5月26日(水) 20:00~@オンライン/無料イベント  
LetterMeのサービスについて、どのような環境で、どんな風に自分らしさを軸にサービスを立ち上げたのか、そのようなところをお話しします。よければぜひご参加下さい♪


以上、最後までご覧いただきありがとうございました。

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