新しい学校

学校は変わり始めています。
高校はなかなか変わらなかったのですが、
これからはいよいよ。

なぜ、変わるかというと、成績のつけ方が大きく変わったからです。

これまで僕が勤務してきた学校では、テストをして、その点数で成績をつけてきました。
宿題や小テストなども加味することもありましたが。

ま、暗記が得意なら、好成績をとれたわけです。

これからは、三観点で、成績をつけます。
知識と技能、
思考と判断と表現、
主体的に学びに向かう態度、
この三つ。
割合は、三分の一ずつ。

そう、暗記だけでは、好成績をとれなくなったんです。

単語を覚えて、文法を理解して、三分の一。
自分の頭で考え、自分の言葉で発信して、三分の一。
教師なんかに頼らず、主体的に学べるかで、三分の一。

問題は、この流れに、教師がついてこれるのかということ。

授業では、教師は問いかける。
生徒たちは、まずは自分で考える。
教師も答えを持たず、ともに考える。
そして、グループで、さらに深く考る。
最後に、グループごとにプレゼン。
一つの問いに、それぞれの答え、
その違いを共有していく。
そんな風景が見られるのかもしれません。

しかし、しかしです。

多くの教師は、今まで通りのテストを実施し、
そのテストを、ここは知識技能、ここは思考判断表現と区分けしてるだけ。
ほぼ、暗記と計算テストなのに。
で、振り返りシートなるものを提出させ、主体性を一応評価とか。

これは、インチキです。

文科省は、これまで変なことばかり押し付けてきて、失敗続きでしたが、これはいいのでは、と思っています。ようやく、時代が追いついたか。

ま、また、その先をいかせてもらいますが。
次は、教師の評価なんて気にしない教育か。

これまでの教師は、「先」に「生まれた」人。
これからの教師は、時代の「先」を「生きる」人。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?