マガジンのカバー画像

作者お気に入り作品集

89
500~1500文字程度の掌編小説がほとんどですが、すでに150以上投稿しているので、とくに「読んでいただきたいな~」と思っているオススメ作品だけを集めました。随時増やしていきま…
運営しているクリエイター

#眠れない夜に

SS【『なにか』】#青ブラ文学部

山根あきらさんの企画「見つからない言葉」に参加します。 お題の意図に沿っているかどうか、…

ikue.m
3か月前
93

掌編小説【特別な時間】

お題「自然の理」 【特別な時間】(2120文字) 梅雨の晴れ間に眼科へ行った。 左目が急に見え…

ikue.m
1年前
76

掌編小説【天職】

お題「陰キャ」 …このみじかい小説は、昨日公開した140文字小説【猫にひざ】の続きとも言え…

ikue.m
1年前
73

掌編小説【キュウリとお日様】

お題「河童の子」 【キュウリとお日様】 人間社会に流行り病がまん延している間、河童たちの…

ikue.m
1年前
119

掌編小説【さえすれば】

お題「桜」 【さえすれば】 「随分、剪定されちゃってますね。桜がスカスカ」 「ほんとだな…

ikue.m
1年前
60

掌編小説【出逢い】

お題「座敷童」 【出逢い】 わたしはいつからこの家に住んでいるのかわからない。 でもずっ…

ikue.m
1年前
76

掌編小説【あたりまえ】

お題「縁の下の力持ち」 【あたりまえ】 引っ越してきた家の縁の下をのぞいたら、ちいさな人が床を支えていた。 『縁の下の力持ち』がいる! 「あの…はじめまして」 ちいさな人は黙ってにらみつけるように、ぼくをじっと見た。ちいさな人の腕はちいさいながらも筋肉が盛り上がっていて、ものすごく力を込めているようだ。 「えっと…」 ちいさな人は、怒っているようにも見える。でもぼくは勇気を出して話しかけた。 「きみが、この家を支えてくれてるの?」 「あたりまえだ」 「すごい」 ぼくはびっ