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夢記録「バグ」


夢記録「バグ」

2023.02.27

「どこに降りようか」

最寄りの駅は歩いて15分くらい。そのあたりの空中を飛んでいる。

「ここで降りる」

まるでゲームのキャラクターの位置を決めるかのように。

歩道橋の隣に飛び降りると、見下ろしていた街がいきなり目の前にくる。

ゲームを操作する側から、キャラクターになった感覚。

客観から主観に視点が変わる。

きっと普段からやってんだろうなあって。

そして、

私の体の感覚を取り戻す。

この安心感がなんて心地よいのか。

体を持つことの安心感。体を感じる立体感。

足の裏から伝わってくる大地の感覚は、厚底を履いていても分かる。

履き慣れている靴だと余計に安心する。

「よし!どこに行こう!」

やっと着地すると自由に動けることにワクワクする。

何だかとっても楽しみ!早く動き回りたい!

しかし、走り出した瞬間、

踏み外す、。、。、、。

あれれ、。。、

ぺらぺらとページをめくるかのような感覚で落ちていく。

そのままずっと。

頭のてっぺんから足のつま先まで感じる。

波を打ちながら、全身で感じる、落ちるという感覚。

初めて、

だけど怖くない。

ここは私の体。









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