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憧れに少しでも、

あの人いいなぁ、素敵だなぁと思うひとが、たくさんいる。
それは人たらしで人懐っこくてお茶目な友達だったり、ちゃきちゃき仕事をこなす職場のかっこいい先輩だったり、テレビの向こうの人気ものな誰かだったりする。

美人だなぁ、可愛いなぁと思う女性タレントさんはたくさんいるけれど、"憧れの女の子"として思い浮かぶのは、一人だけ。佐藤栞里ちゃんだ。

笑うと目がきゅっと線になるところが、とても可愛い。
その場にいるだけで、栞里ちゃんが画面に映るだけで、ほわっと気持ちがほぐれてこっちまで笑顔になってしまう。
そこにいるだけで、その存在そのものがその場を明るく照らすことができるのは、才能であり、人柄だと思う。

近寄りがたいスーパーモデルよりも、飾らずいつもにこにこと笑って隣に寄り添って歩いてくれるようなたたずまい。
優しい陽だまりのような女の子。

自分はとてもあんな風にできないなぁ、あんな女の子になりたいなぁとよく思っていた。

✳︎

先日、付き合いの長い友達に、佐藤栞里ちゃんってあなたに似てるよね、と突然言われた。
いやいや、嬉しい、嬉しいけど、私は佐藤栞里ちゃんみたいに細くないしモデル体型でもないし、顔もぜんぜん似てない。

でもその子は、数年前からずっとそう思ってくれていたらしい。
栞里ちゃんがバラエティでころころ笑ってるのを見ると、決まって私のことが思い浮かぶ。
服装も、ああ〜似てる〜!めっちゃサカ!と思うことがちょくちょくある。

王様のブランチで、渡部さんがいなくて冒頭から泣いちゃった栞里ちゃんを見かけて、私のことを思い出しちゃって悲しくなっちゃった、らしい。

その子には、覚えてる限り佐藤栞里ちゃんが好きだと話したことはない。
何も知らないはずなのに、憧れの女の子から連想して私を思い出してくれたなんて、とても嬉しかった。

そしてそう言われた夜は、偶然にも佐藤栞里ちゃんがMCのラジオ番組が放送される日だった。
オールナイトニッポン0。

番組の終盤、スタジオで熱々の餃子を頬張り、エンディングでは感極まって泣いちゃう栞里ちゃんは、やっぱり可愛くて憧れの女の子だった。
私に真似できるのは、今のところ餃子をおいしそうに頬張ることくらいだ。

でも、ちょっとでも近づけるように頑張りたいなぁと、改めてその夜は思ったのでした。
通い始めて日の浅い美容室でアシスタントさんが「これサカさん好きそうだなって思って!」とファッション誌の中で一番好きなFUDGEを持ってきてくれた時も、嬉しいなぁと思うのと同時に、少し欲張りたくなる。
もう少し、ちょっとでも、雑誌の中のモデルさんみたいにお洒落になりたいなぁって思ったりする。

即座に憧れの何かになることはできない。
ないものねだりなことだってある。
でも、欲張って背伸びしたくなる気持ちは、大切にしたいなぁ、と思うのです。

noteさぼりすぎたなぁ。

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