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お嬢様になる

女の子なら誰しもお嬢様になりたいと思う瞬間がある。私もその一人だ。
そんな私が足を踏み入れたのは秋葉原。
ここにはお金を払えばお嬢様になれる場所があるらしい。

入り口からラブリー。さすがである。
「おかえりなさいませ、お嬢様。」と可愛いメイドが迎えてくれた。
つい、「ここ来たことありません。初めてです。」と言いそうになったが、ラブリーの魔法にかかり口をつぐんだ。

初めてメイドを見たがレベルが高い。
ビジュアル、話し方、料理、雰囲気作りまで全てが可愛い。ラブリー感強めのキャバクラのような印象だ。
これは誉めている。

ゆりぽんお嬢様になった私は、メイドと一緒に料理に魔法をかけたりチェキを撮ったりした。
萌え萌えキュン連発である。

気づけば3000円オーバー。
お嬢様になるにはやはりお金が必要だ。
それでも「いってらっしゃいませ、お嬢様。」と見送ってくれる限り、私はメイドの魔法から解けることはない。

そう、これは「メイドカフェ」の話である。

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