🖥️コンピュータサイエンス単元 予習記事

LAP8期　コンピュータサイエンス単元　

◎講師：株式会社Fusic　取締役副社長　浜崎　陽一郎　氏

＜課題図書＞

シン・ニホン AI×データ時代における日本の再生と人材育成 (NewsPicksパブリッシング)／著・安宅和人

＜課題１＞

作中に出てくる、数字に表せない価値という部分で例としてスタバと喫茶店の対比があります。具体的にどういう違いがあるのか検討してください

喫茶店には思い出があると思います。
例えばマスターとの会話、アンティークな家具など、時代を感じられることがあげられると思います。また老舗のお店では伝統的なプレートが施されていたりするイメージがあります。父に昔の喫茶店ってどんなだったのか聞いたところ、テーブルにインベーダーゲームが設置されていたり、コーヒーメーカーやコーヒー豆を販売していると言っていました。

スタバでは、私たちがイメージする喫茶店とは違い、勉強をしに訪れていたり、仕事をしに訪れていたり、サードプレイスとしての場になっていると思います。その他にも、スターバックスのロゴが入ったタンブラーやバックなどのアイテムを販売していたりします。さらにコーヒーの種類も多く、コーヒーは大人が飲む苦いものという感覚的な壁が取り壊されたような気もします。そのため、中高生や大学生などでも気軽に寄ることができるカフェとして確立したのではないかと考えられます。加えてWi-Fiや充電機器が拡充されたことによってさらに、学生や社会人のニーズを満たすようになったと思います。この背景にはインターネットが普及して、外でも仕事ができるようになったと考えられます。

喫茶店とスタバの違い
比較すると、喫茶店の方がゆったりでき、リラックスできる場だったと思います。従来の喫茶店とスタバではお客さんとの距離が離れてしまったと考えることもできます。老舗の店舗や地域に根ざした喫茶店では距離間が近く、人との関わりも増えていたと思います。しかし、スタバでは、一人の時間をコーヒーとともに充実させたり、朝の一杯のコーヒーがモチベーションに繋がっていたりと、個人での消費に満足していると思います。

ところで、皆さんは〇〇がいるお店でモノを買いたいといった経験はありますか？
例えば、いつもお世話になっている携帯ショップ、家電量販店、行きつけのご飯屋さん。
思い浮かべてみると”人”が浮かんで来ると思います。
私が小さい頃はたとえ店員だったとしても、人との関わり、コミュニケーションは多かったと感じます。
一方で今は、そのモノ自体を買うことができれば良いという考えにシフトしているような気がします。身の回りにある環境でいうと、アマゾンやシーインなどインターネットでショッピングができるようになり、サービスの考え方も変化していると考えられます。
このようなインターネットを媒介すると、買う時点ではコミュニケーションはあまり必要としません。人との関わりがあるとするならば、配達員から受け取る場面くらいです。ましてや、置き配を使えば、人と関わらずに済むわけです。
人と直接関わることはなくとも、私たちはサービスを利用しているのです。しかし、この私たちが利用しているサービスの裏を返すと影で働いている”人”がいるのです。私はこの課題について考えた時、背景にいる人が見えなくなってしまっているなと気づきを得ました。そして、ちょっと寂しいと感じました。それと同時に、「お客様第一主義」が偏りすぎるのもよくないのではと疑問が少し頭をよぎりました。

話はちょっと逸れますが、
近年、配達に関して時間指定しているにも関わらず受け取らないというケースも少なくないようです。配送料を無料としている企業が多い中、サービスを利用する側も思いやりがあるといいなと思います。

スタバと従来の喫茶店それぞれを考えてみて、最終的に便利になることは人に関して無関心になることと同じ？と思いました。

＜課題２＞

自分たちで、スタバのように数字で表せない価値を持つと思うお店や施設を一つ設定してそれがどのような価値なのかを説明してください。

　私はキッザニアを挙げます。なぜなら職業体験の場と思い出、楽しみを提供しているからです。子どもにとって働くとはなにかを知るひとつのきっかけになる場だと思います。そして、親子で楽しむことができるところもポイントだと思います。