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プーリップ&ファミリードール 関節のゆるみ改善

はじめに

キラボシザッカテン中の人です。
こちらの記事も2019年~2020年頃に個人のSNSアカウントで公開した記事の焼き直しです。使用画像もその当時のものです。

プーリップ&ファミリードールはプラスチック樹脂製で比較的扱いやすく、関節や可動部が多いのが魅力の一つですが、個体差や経年変化によって姿勢やポーズの保持が難しい場合があります。(ただでさえ頭が重いので仰け反りやすい…)
それを改善するために何か良い方法がないかとあれこれ調べていたら、プラモデル界隈の方からプラモデルの関節補強にリキテックスのパーマネントマットバーニッシュを使うという話を聞いて、ダルとイスルでトライした記録です。結論から言うと、私的には「効果あり」です。
しかし、本来はアクリル絵具で描かれた絵画の表面の保護のために使われるコート剤のため、くれぐれも自己責任でお試しください。

リキテックス パーマネントマットバーニッシュとは

リキテックスの公式サイトの商品詳細をご覧ください。画材店や画材の扱いがある文具店などで手に入ります。

準備するもの

  • パーマネントマットバーニッシュ

  • 小筆

  • 調色スティック

  • 調色皿

まんまプラモデルの塗装用具ですね。


塗り方

関節や接合部の隙間部分に入れる感じで薄く塗っていきます。関節が硬くなり過ぎないように半乾き状態で関節を動かして硬さの調整をおすすめします。塗布時は半透明、乾くと透明になります。
万一はみ出しても乾いたバーニッシュはペリッと剥がすことができます。

アンダーバストの隙間
手首や肘、膝
靴を脱がせると足首が抜けるあるある
足首パーツに塗布し、半乾きくらいで差し込む
はみ出したマットバーニッシュはこんな感じでペリッと剥がせます
ウェスト部分に塗って仰け反り改善

イスルの股関節改善の比較動画

動画の再生は下のダウンロードボタンから↓

さいごに


パーマネントマットバーニッシュでプーリップボディの関節や接合部に皮膜を作って可動を渋くしてボディのがたつき、姿勢やポーズの保持を改善する方法の説明でした。
皮膜はボディを動かすと少しずつ摩耗するので、緩んできたらまたマットバーニッシュを塗って皮膜を復活させます。
イスルは特に正座が出来る可動域のあるボディでファミリーの中でも特に関節が緩めだったり、経年変化で緩みやすい傾向にあるので一番効果が分かりやすいかも知れません。

カスタム方法は新たなプーリップファンや、既にファンの方にはもっと楽しみを見い出していただきたいなと思って一個人として公開しているものであり公式な情報ではありません。販売元である株式会社グルーヴさんへの問い合わせはお控えください。
またドールに手を加えることによって不具合などが生じる場合もあります。カスタムはご自分の責任においてお願いします。

参考資料

プーリップ&ファミリドールの素体はHIPS、ABS、TPR、POMというプラスチック樹脂製。各素材の正式名称と用途など。

  • HIPS ハイインパクトポリスチレン (High Impact polystyrene):包装材料、使い捨てカ ップなど

  • ABS アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂(Acrylonitrile Butadiene Styrene):テレビ・ラジオ部品、車両部品、トランク、運道具、楽器ケース、スーツケース、ヘルメット、 自動車内装用、ハンドル、計算機など

  • TPR 熱可塑性ゴム(Thrmoplastic Rubber):日用品、ハードウェアツール、ラゲッジホイール、スポーツ用品、玩具製品、自動車部品、医療製品、ワイヤーおよびケーブル、電子機器、通信機器、靴製品など

  • POM ポリアセタール(Polyacetal):機械部品や車の自動車部品、楽器や日用品など


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