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女子×キス=コクハク
「………ンッ…! ィッ……」
翔子は左手でバスルームの壁を軽く叩き、そのまま体重を支える。右手の指先は秘部に向けられ、蛇のように滑らかに、艶めかしく動き翔子に快感を与えてくれる。
波のように断続的に襲いかかってくる絶頂に、翔子は歯を食いしばり体を僅かによじらせて堪える。僅かに漏れる声も、流れるシャワーの音に消されるはずだ。声を出してはいけない。外には親友の小原せつみが眠っているのだ。
「
LAST YEAR→NEW YEAR
無数の鳥居が螺旋を描きながら淡黄(たんこう)色の空へ続いている。
浮遊するいくつもの巨石の上を、学生服の上に着物を引っかけた少女が飛ぶように奔っている。
ボリュームのある唐茶色の髪に大きな朱(あけ)色の瞳。大きく靡く紫紺色の着物の下には、抹茶色のニットにミニスカート。女子高生というには、成熟した体を持つ少女、湖ノ葉(このは)は「やばい…!」と呟きながら淡黃色の空に昇っていく。
宙を