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【Python入門#10】for文を理解しよう

・for文とは?

for文とは、処理を繰り返して実行したい時に使用します
※繰り返しはループとも呼ばれます

リストなどのオブジェクトから順にデータを取り出して処理をしたいという時にも使用します。



・for文の基本的な使い方

for 変数 in 反復可能オブジェクト:
      実行する処理



・リストを使用したfor文

①要素が3つのリストを作成します
②リストの0番目から順に取り出して出力します

# リストを作成します
fruit_list = ["orange", "apple", "grape"] # ①

# リストの要素の数だけ繰り返します
for fruit in fruit_list: # ②
    print(fruit)


#### 出力結果 ####
orange
apple
grape



・rangeを使用したfor文

・rangeとは?

rangeとは、連番(シーケンス)を作成することができます
rangeの基本的な記述方法は、下記になります。

range(開始, 終了, 増加量)
引数の内、開始と増加量については省略することが可能です
 開始のデフォルトは0
 増加量のデフォルトは1


・rangeの使用例

①countが0から1ずつ増加して、3になるまで処理を繰り返します
3になった時点でループ処理が終了するので、注意が必要です
開始と増加量は省略した書き方になっています
 →range(3)は、range(0, 3, 1)と同じ意味になります

for count in range(3): # ①
    print(count)


#### 出力結果 ####
0
1
2


・rangeの範囲指定

①rangeで範囲を指定する場合は、開始と終了を指定します
※rangeの終了値の1つ前までしかfor文が実行されないので注意が必要です

for count in range(2, 5): # ①
    print(count)


#### 出力結果 ####
2
3
4


・enumerateを使用したfor文

・enumerateとは?

リストの要素とインデックスを同時に取得することができます。
enumerateの基本的な記述方法は、下記になります。

enumerate(リスト)


for i, sample in enumerate(sample_list):
 …..
※インデックスも取得するため、受け取る変数(i)が必要になります


・enumerateの使用例

①要素が3つのリストを作成します
②リストの要素とインデックスを取得して出力します
 ※インデックス取得のため変数(i)を用意する必要があります

# リストを作成します
fruit_list = ["orange", "apple", "grape"] # ①

# enumurate関数を使用して、繰り返します
for i, fruit in enumerate(fruit_list): # ②
    print(f"{i}番目の要素は{fruit}です")


#### 出力結果 ####
0番目の要素はorangeです
1番目の要素はappleです
2番目の要素はgrapeです



・for文のループ処理で終了・継続させたい場合

・処理を終了

breakを使って処理を終了します。
下記では、countが3で割り切れた場合に処理を終了します。
※countが3で割り切れた場合にbreakされるので、以降は何も出力されません

for count in range(1,10):
    if count % 3 == 0:
        break
    print(count)


#### 出力結果 ####
1
2


・処理を継続

continueを使って処理を継続します。
下記では、countが3で割り切れた場合のみスキップして継続します。
※countが3で割り切れた場合にcontinueされるので、継続して出力されます

for count in range(1,10):
    if count % 3 == 0:
        continue
    print(count)


#### 出力結果 ####
1
2
4
5
7
8

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