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4月からまた推しくんと一緒に

今年の1月、びっくりすることがあった。
推しくんからのいつものメールの中に、驚きの文面がちりばめられていた。

中に書いてあったことは、
1年前まで私が在職していた専門職のポストを空けるから戻ってきてほしいという趣旨。
(推しくんと私は同じ職場でした)


もともと私は有期雇用職員として配属されていた。
任期がある私の代わりに採用されたのは
男性職員。
その人の任期が満了するまでは
私が公募を受けれる資格はないはずだった。
(ポストがうまっていれば物理的に申し込めない)


そのポストが空くという。
それは平たく言うと
男性職員の能力が達していないため
イレギュラーではあるが
1年で公募をかけるというもの。

(専門職ではたまにそういうことがある)

自慢だけれど、私はその道で
わりと名のある立場で仕事をしていた。
自分にとっても組織にとっても天職だと思う。
だから私がそこを受けるということは、
傲慢な言い方だけどほぼ確で採用が決まるようなものだ。


実際に
実はほかの組織からも春から来てほしいと声をかけられていた。
(但し、公平性を保つために
 推しくんは現課長であるにもかかわらず採用面接には一切入らない)


そんな重要なことを、
「来週は晴れるよ」くらいの感覚でメールしてきた推しくん。



実をいうと、枠が空くと聞いて
「えっ、また推しくんと働けるの?キャッ♪」
とはならなかった。

その時は驚きすぎて
「え・・・」と一旦メールを閉じてしまった。


そんなに、私の仕事信頼してくれてるの?
そんなに、私のことすきなの?
そんなに、私のこと大切なの?


離れて(違う職場に)いたほうが
お互いいいのでは・・・?





ていうかそれ、
いつから考えてたの・・・・?


下手すると
私が辞めた瞬間から描いてたシナリオじゃない?


だって推しくんは
私が4月から復帰したとしても、
夏か秋の人事で他県に異動することがほぼ決まっている。
推しくんにとって
私を採用する手間をかけるほうがかなり大仕事なのだ。

それなのにそこまでするって・・・
推しくん、私のことよっぽど信頼していて
私のことよっぽどすきなのでは・・・?( ゚Д゚)


かなり逡巡して、しばらくして返信した。
もう一度言うけど、その仕事は私にとって天職なのだ。

「情報ありがとう。
 もちろん、公募がかけられたら応募します。
 また〇〇の組織で働けたら嬉しいです」

それに対して推しくんは
「うみさんが前向きに考えてくれてうれしいです、
 待ってます」
と返した。 
※お互い仕事の話でもあるので敬語が入る


(@_@;)


推しくん「うれしい」なんて言葉知ってるの???
私がいっつもうれしいうれしい言ってるから
感染ったんじゃないの?



そしてその後、
純粋なる書類選考と本社面接を経て私は無事採用された。
採用が決まるまでも、推しくんは
「うみさんの実力ならきっと大丈夫だけど、頑張ってトップ通過してくれ」と励ましてくれていた。


そして4月から、1年前までいた席に戻る。
また、推しくん直属の部下。
この流れ、実は夢見ていたこともあったけど
非現実すぎて言葉に出したこともなかった。
それを私に全く明かすことなく、
舞台が整ってから明かした推しくん。


えーーー
なんかすごくない?推しくん(@_@)



この一件で、
推しくんが私のこと本当に好きなのだろうなと確信した(遅い)
加えて仕事に対する信用も厚いことがわかって、すごくうれしい。
言葉にならない。


とはいえ、組織には
この話で出てきた経理課の女の子もいる。
(すでに面接のときに見た。
 私にはない魅力があってうらやましい。
 ネガ思考大発動泣)
また目の前で他の女の子たちとキャッとしてるの見るのかー、
複雑・・・てか、いやだなあ。。。
それだけが気が重い。

見えていない分今まで心が平和だったんだが。




それでも推しくんは、
私を手元に置いておきたかったんだろうな。
てことで合ってる、かな?



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