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【付け心地も音も抜群】Xiaomi OpenWear Stereoのレビュー

死ぬほど暑い夏。
こんな時期にカナル型イヤホンつけてるとだいぶ耳が蒸れるし不快なので
前々からオープン型は気になってたのですが、
音質が微妙そうだなと思っていたり評価のいいモデルは高くて、あまりオープン型にいいイメージを持っていない私にとってギャンブル感強く買う気が湧きませんでした。

しかし7月上旬、割とよさげで安いオープンエアー型イヤホンが発表されました。
それがこれです。

でもいまいち踏み切れず、レビューが出そろうのを待ってみようとも思ったのですが結局何週間か待っても出ないので買いました。
思い切りが早ければ早割で買えたのにねw


概要

Xiaomiが発表した同社初のオープンエアー型イヤホン。
LDACではなくLHDC・AACに対応していて一応、Hi-Res Wireless対応。

開封

今回はスタンドストーンベージュを選択しました。
例によって黒は選ばない主義(謎)


ちょっと高そうな感じがするのは気のせい


中身

付属品

  • 充電用USB-Cケーブル

  • クイックスタート

だけです。
オープンエアー型だからイヤーピースはありません。

本体とケース


しっとりしたファブリック調の佇まい


まだ何もシールはがしてない


実際はこんな感じ

ベージュとのことですが、くすみ系のゴールドという見方もできる感じの色味です。

少し充電ケースが大きいのでちっちゃいポケットとかだと厳しいかな…?
これを機にバッグを持つといいよって感じのサイズ感です。
iPhoneが余裕で入るポケットなら大丈夫ですが、ヒンジという可動部があるので圧がかかりづらい場所のほうがおすすめかな…

ソフトウェア周り

FastPair対応なので開けばポップアップ表示されます(スクショし忘れた)
コンパニオンアプリはXiaomi端末のユーザーもXiaomi EarBudsが必須です。
Redmi Buds 5 ProはHyperOS内蔵の管理機能が使えましたが、これは未対応のようです。

コンパニオンアプリでの機能


トップ画面


ジェスチャー

オーディオ効果や特殊機能など

イコライザーは極めて簡素で3択です。
Redmi Buds 5 Proの充実具合から比べるとこざっぱりしてますが、
まぁイヤホンの形状的に限界はあるのでこんなもんでしょう。

アダプティブボリュームは文字通り周囲の音に合わせて音量を調節してくれる機能です。
一定の決まった音量に自動調整されるのでお気に召さなければオフにしたままにしましょう。

ノイズキャンセリングについて


このイヤホン、オープンエアー型なのになぜかノイキャンがついてます。
もちろん効果は非常に限定的でオンにすると微かに低音域のノイズが減衰するのはわかる感じです。
デスクトップパソコンのファンの音や弱いサーキュレーターの音などがカットされます。

ただし制御がアダプティブな感じでちょっとした物音でノイキャンの強度が変化するので使いづらい印象。
しかも判定が片耳ずつなので余計に違和感があります。

でもベータ版項目にあるので許してくださいw

HyperOS内蔵のオーディオ拡張機能

まぁこれ多分他社のでも使えると思うのでスクショだけ
詳しくはこの辺みてください。


使い心地とマイクについて

使い心地は非常に軽くて空気も通るし、蒸れがちな夏場には持ってこいな感じです。
カナル型だとどうしても蒸れるので…(そりゃそう)
走っても全然ズレてこないので運動しながら使ってもいいかもしれません。
耐水等級はIP54なのでまぁ、壊れても知らないって感じでならいけるかな?
私はやめておきますが。

耳の上のとこが長時間付けてても痛くなって来ないのでオンラインミーティングにもいいかなと思います。
一方マイクは風切り音はガッツリ拾うので屋外での通話は気を使わないと
意思疎通が困難になる点はイマイチ。
Redmi Buds 5 Proはマイク性能がものすごくいいのでちょっと残念でした(とはいえ形状的な制約もありそう)

室内のエアコン音とかであれば全然問題ないのでやはりオンラインミーティング用ですね

音質の感想(AACのみ)

イヤホンで一番大事なところですよね…
私のあまり役に立たない耳での評価ですが参考になればうれしいかな…

オープンエアー型と言う事を加味すると非常にいい低音を鳴らしてると思います。
とはいえ、カナル以外のお耳がスカスカのはインナーイヤーとノジマの骨伝導だけなので対した比較対象にはならないと思います。

単純に比較しないで一つのオープンエアー型として評価すると、かなりウォームな音作りかなと思います。

ボーカルは若干奥まった感じで高音域に関しては高さは諦めて質の良さを重視した感じ。
伸びやかで突き抜けるような高音域は出ないものの、上品で嫌みのない聞きやすい高音域です。
低音域は想像以上に出ていて、まろやかで豊かな低音域を出します。
アタックの強いドゥンドゥン系だったり治安の悪い低音ではありません。

本体の構造的にこんな低音出るんだ…と驚く次第です。

カナルと比べると当たり前ながらずいぶん引っ込んだ低音ですが、
個人的には「オープンエアー型はいいぞ」とオープンエアー型はいいぞおじさんになったくらいには気に入りました。

少なくとも期待は裏切らないと思います。

音漏れについて

私が電車内でいつも聞いてる音量(Xiaomiのコントロールセンター読み6割くらい)で再生中でイヤホン外してみたらあまりわからないかな?という感じ。
走行音とエアコンの音で紛れてます。
ただすぐ横だとわずかにシャカシャカしてるんで大都会の満員電車だとすぐ隣の乗客からは怪訝な顔をされるかもしれません。

それなりに静かな室内で音を大きめにした際の聞こえ具合は動画で上げときます。

ただiPhoneの収音が思ったより音が大きく取れてるのでこれの2割減くらいで見てください。


評価判定に使った曲

王道アイドルソング。
あまりミリオンは詳しくないんですけどこの曲すき。
音使いがいいですし、このイヤホンの高音域の限界がわかる感じです。

このイヤホンの低音域の豊かさがわかりやすい。

ここまで低音域が深いとちょっと微妙

総評

1.4万の価値は間違いなくありますね。
なにしろ付け心地が快適な上、音質も一定のクオリティがあるので夏場はずっと使ってそうです。

きっとこれで満足できないならBoseのアレとかHuaweiのソレ買うしかないんだろうなと踏ん切りがつきます。
間違いなく。
下手なメーカーの買うなら最初の一歩として思い切ってこれを買いましょうって感じです。


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