【確かにコスパはいい】Redmi Buds 5 Proのレビュー
1月15日の昼休みにたまたま流れてきたXiaomiのポストを見て、
何となくポチっとしてしまいました。
というのも、WF-1000XM4がいつ壊れるかわからないなぁと思っているのもあり、ノイキャンが強そうなイヤホンをサブで持っておきたかったからです。
で、使ってみたファーストインプレッションというかそんな感じのを気分も上がってるしレビューとして書いておこうかと思いました。
概要
Xiaomiが発売する新しいノイキャンイヤホンで、マルチポイント対応、
LHDCではなくLDACに対応といった卒なくまとまっている印象のスペックです。
ただ欠点として、ワイヤレス充電に非対応になってしまったのが悔やまれますね。
個人的にワイヤレスバッテリー共有でイヤホンを充電することが多いので、残念ではあります…
が、まぁ分かって買ってますし特に言うこともないです。
開封
付属品
充電用USB-Cケーブル
イヤーピース(S/L) Mはイヤホンに装着済み
クイックスタートガイド
が入ってました。
本体とケース
ケースは一般的なワイヤレスイヤホンと同じ構造です。
ブラックはヴィーガンレザーになっていてオシャレな感じになっているらしいです。
私はワイヤレスイヤホンを買うときはホワイト系と決めているので選びませんでしたが、気になる方はぜひブラックを…
ソフトウェア周り
ケースを開けると、Android機器であれば勝手にポップアップが出てきてワンタップでペアリング可能です。
スクショはないですがWindowsでもクイックペアリングが使えるようで通知がPCに出ていました。
コンパニオンアプリはXiaomi EarBudsが使えます。
以前のモデルはMIUIに統合された管理ツールのみ提供だったので純正アプリは用意されていませんでした。
なのでXiaomi製の端末を持っていない場合は対応していればサードパーティのMi Buds M8で代用するしかなかったので大きな進歩です。
また、HyperOSになってからは再びOS統合の管理ツールが提供されたので
HyperOS搭載のXiaomi製端末のみはインストールしなくてもよくなりました。
しかし一部のオーディオ周りの設定がXiaomi EarbudsアプリにしかなかったりHyperOS統合設定にしかなかったりとややこしいので、
Xiaomi端末を使ってる人も入れたほうが良いかとは思います。
コンパニオンアプリの機能
そんなに言うこともないので写真だけ貼っておきます。
一つ言えるのはアプリの出来はまずまずいいです。
ファームウェアアップデート以外であればアカウントも不要です。
個人的にはシングルタップジェスチャー対応なのはありがたいです。
一時停止に割り当てようかなと思いました。
コンパニオンアプリからもBluetooth設定からも音を鳴らして紛失時に探しやすくできます。
あと、最後に接続されていた場所を表示できる機能もあるので紛失時に探す場所にあたりを付けたいときには便利だと思います。
オーディオ効果など
オーディオバランスから10バンドイコライザーが使えます。
ほとんどはプリセットから選択が、よくて5バンドイコライザーとか多い気がするので、Kira的にポイント高いですね。
アダプティブサウンドはいまいち効果がわかりませんでした。
3Dオーディオですが、これはすごい!本当にそこにいるかのような音響が…と言いたかったのですがいまいち効果が実感できず。
音源がちょっと奥まったほうに行ってめっちゃエコーかかっている感じです。
3Dなのか…?
まぁ基本不要でしょう。
HyperOS限定のオーディオ機能
これだけはコンパニオンアプリの機能ではないのでご注意を。
目立つのはカスタムサウンドとゲームに適した低レイテンシーです。
低レイテンシーモードをオンにすると確かに遅延は少なくなりました。
多少ズレはあるものの、音楽がわかってれば音ゲープレイもギリできるくらいにはなりました。
カスタムサウンドはどちらも音質のパーソナライゼーションを行う機能のようで、
GalaxyのAdapt Soundのように聴力検査見たいなことをやらされて、
その人にあった音に変えてくれる機能です。
個人的にはイコライザーで微妙な部分を最後にダメ押しする感じの機能かなと思いますw
パーソナライズされたサウンドのみ使っています。
ノイズキャンセリングと外部音取り込み
さぁここから本番です。
なんせ売りの一つが「52dbのノイズキャンセル」ですからね。
比較対象は知らない人は居ない(であろう)WF-1000XM4です。
ノイズキャンセリングの感想
ノイキャンはライト・バランス・ディープとそれらを自動で制御するアダプティブの4モードです。
モード毎にレビューします。
・ライト
気持ちノイズが減る感じで文字通りライトな効き具合です。
特に不快な感覚等もありませんね。
エアコンやデスクトップPCのファンノイズをそこはかとなく抑えてくれて、
ほかの音は小さいながら結構聞こえるので静かな場所でファンノイズ抑えたい位で使うにはこのくらいでいいやって人も居るのかな?と。
ノートPCのファンノイズはあまり効果がないです。
電車ではあまり効果はわからず、車内ではエアコンの音が多少小さくなるくらいです。
・バランス
一般的な安価なノイキャンイヤホンと同程度で、確かにノイキャンの効果は実感できる感じです。
ライトとの差がそこまで大きくないので解説に困りますが、ライトよりは確実にファンの音が小さくなりました。
電車内では何となく静かになりますし、車内でも車がエンジンで発電し始めたとて「あぁ、エンジンかかったな」くらいには小さくなります。
・ディープ
このイヤホンの本領発揮といったところでしょうか。
以前、友人にAirPods Pro(2世代)をつけさせてもらったことがありますが、
あそこまでは行かないまでも僅かに耳が詰まるような感覚を感じるぐらいには効果ありです。
低音域に関しては価格抜きで驚くほど効いています。
中音域に関しても割と効いてると思います。
反面、高音域はやはりというべきか期待するほどは効いていないかもしれません。
電車でも風切りの音?かわかりませんが「コォォォォォ…」みたいに聞こえる音が入ってくる感じですね。
車内でもエンジン音は気にならないレベルにまで抑え込まれていて、
むしろロードノイズのほうが気になるという感じです。
あと若干ですがホワイトノイズが気になりました。
気にしなければ別にいいのですが、いったん意識してしまうとわかっちゃうという感じです。
イラつくほどとかそういうことはないので、そこは値段なりで片づけてもいいんじゃないかと思いますけどね。
WF-1000XM4はすべての音域において抑え込んでいますが、
どちらかというとイヤホンの構造とかイヤーピースの材質によるもの
いわゆるパッシブノイズキャンセルの部分が大きい気がします。
なので、こっちももしかしたらノイズアイソレーションイヤーピース的なフォームタイプので合うのがあれば更に改善する可能性もあるかなぁと。
ステムがTWS特有の若干変則的な形をしているので、合うのがあるかわかりませんが。
外部音取り込みの感想
私的にはイヤホンで最も重視しているポイントです。
ノイキャンも大事ですがそれよりも大事かも…
モードは3種類で標準・音声増幅・環境音増幅です。
さすがに効果は文字通りなので個別に解説しません。
全般的に自然に取り込めていると思います。
若干低音域が機械的に聞こえなくもない感じではあるものの、
イヤホンはつけたまま難なく会話をすることが可能なレベルでした。
BGM代わりに小さい音で音楽を流していても問題はなかったです。
以前使っていたSoundcore Liberty Air 2 Proと比べると圧倒的にいいです。
今まで使ったなかで外部音取り込みで性能がよかったものに、
OPPOのEnco Free2がありますがそれと同じくらい良かったですね。
XM4と比べると何となく差は感じますが、良し悪しで語れる感じの差ではなかったですね。
音声増幅を使うと僅かに環境音が抑えられる感じになるので、増幅というよりはボイスフォーカスという印象を受けました。
音質
イヤホンなんだから音質重要ですよね。
音質も売りにしていますがどうでしょうか。
AACでの感想
普通によかったです。
そのままの状態だと、ややウォームではあるもののフラットに寄せた感じの音作りに聞こえました。
深みのあるジャズとかFuture Bassとか、まぁ今流行りのK-POPとかをズンドコ聞きたいなら設定を変えるべしという感じです。
クセのない味付けなので老若男女問わずうけると思います。
以前Redmi Buds 3 Proを使っていたことがありましたが、
あちらは若干ざらついている上、高音域にシフトした固い明るめな音を出していたのでクセがあるかな…
と思っていたので飛躍的に進化しているなぁと思いました。
イコライザーで低音域を中心に上げてみたところ、上品な低音かなと思います。
極端な設定にしても低音被りしまくって音楽ってレベルじゃないぜ!ということにはなりませんでした。
一方、SOUNDPEATS T2のような低音マシマシサウンドというか、
バランスなんてクソくらえ低音こそが正義みたいな、
そういうのが好きで好きで堪らない低音ジャンキーの方は回れ右です。
LDACに切り替えてみた
一応試しましたが、参考データにしてください。
ハイレゾ音源ではなくApple Musicのロスレスなので…
AACに比べて全体的に厚みがあるというのか、艶やかになった感じというのか。
音質の特性はそのままちょっと華やかな音になった感じですね。
当たり前ながらビットレートも上がってますし変化なしじゃちょっと悲しいですからね。
でもまぁ、プラシーボ効果の可能性も捨てきれません。
マルチポイント(デュアル接続)の挙動
私は気になる部分です。
LDACとデュアル接続は併用可能でした。(iPhoneとGalaxy S22で確認済み)
あと、2台接続されている状態で別のペアリング済み端末が接続要求を出すとどうなるかというと…
2台目に認識されていたイヤホンが切断されて、新しい端末とつながるという挙動でした。
つまりGalaxy(A)とiPhone(B)があって、先にGalaxyがつながったとします。
そのあと、Xperia(C)から接続要求を出すと(B)が接続解除されて(C)がつながります。
総評
個人的にはかなり満足の行くイヤホンかなと思います。
音質的にはまだいくつか選択肢がありそうな感じですが、
ノイキャンと外部音取り込みの観点から言うと、
これで不満が残るなら型落ちでもいいからSonyとかApple、Bose当たりのハイエンドモデルを買ったほうがいいかもとすら思えるレベルでした。
ケースサイズも小さくつけ心地も軽量で疲れにくいですね。
ここはWF-1000XM4と比べるとだいぶ違います。
XM4はそもそもデカいといわれているので引き合いに出すのも失礼な話かもしれませんけどね。
半年継続して使っていて今のところ不満が全くありません。
マイクの音質もよくて通話したときに驚かれるくらいには自然のようで…
通話とかする人には値段も相まってかなりお勧めしたいですね。
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