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ハイボール濃いめでお願いします#2危険な情事は突然に

乗ったバスの窓が全開で苦行みたいな車内に耐えながら目的地に向かっていた。
凍てつく夜風に吹かれながらバス停で「あみん」を終えバスの中で暖を取れると思ったらまさかのcovid19対策の換気よろしくin都バス。
都民税払ってる身からしたらクレームの1つも都庁にお届けしたいけど世界を席巻してる言葉を発しない奴のせいで嘆きは中空に浮かんで消えていった。
流行り病にはワクチンと特効薬のバリューセットが効くけどイカレタあの子には打つ術はなかったりする、例えそれが愛する恋人でも。

愛は残酷、サプライズはオウンゴール

振ります振ります、混ぜます混ぜます、お疲れ様で~す。お代わりいかがですか⁉てな感じで嗜好品のアルコールを提供していた元バーテンダーのデリカット君。されど今は建築資材を西へ東へ運搬する家業に精を出している。何故バーテンダーを辞めて家業の仕事をしているかは割愛するとしてデリカット君は押しも押されぬハードコアな彼女ができる星の下に生まれたスーパースター!!
ある日デリカット君は当時の彼女とネズミーシーのジョーンズ博士と旅するアトラクションを並んで待っていた。
30分以上も待たなきゃいけないので、何度も昼夜を共にした仲でも会話は尽きるので自由時間を設けることにした。
デリカット君はヘッドフォンで音楽を聴き彼女は携帯をいじっている。
音楽を聴きながら何分経ったのだろう、過ぎゆく時の流れも音楽は忘れさせてくれた。
音が時の間隔をピンボケ真っ只中、肩を叩かれた。勿論叩いた主は隣にいる彼女。
「ね〜目をつぶって」
オリエンタルランドの敷地内、モチのロンで人前
それなのに甘い囁き鼓膜にピットインしたジョーンズと旅する数分前。
「夜まで我慢しろよ、今夜はパレードの花火より大きな華火あげてやるから」
そんなキモくて虫唾が走る事を思いながら目を瞑っていると頬骨に喰らったことない衝撃が走った。衝撃の正体は腰の入った正真正銘の右フック
デリカット君の脳は揺れ思考回路ショートして何が起きたのかわからず、周りのドン引きした顔を見て事態を把握したらしい。
彼女がデリカット君を殴った理由は聞いたはずなんだけど忘れた、いや忘れて良いと思う。狂った果実みたいな女の言い分なんて記憶してるだけで不幸になりそうだ。その後デリカット君がその子とどうやって別れたかは聞いてないがデリカット君はもう1つ狂った果実を手に入れてしまった。
その話はまた今度にしよう。連チャンでデリカット君の話を書くと僕までjokerみたいな女性と出逢いそうだから。
















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