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これから親になる人へ、HSCだった私より

これから親になるかもしれない人に私からお願いがあります。

「親の問題に子供を巻き込まないでください」

本当に私の経験談でしかないこの文章ですが、私のような思いをして大人になる人が少しでも減ることが私の望みです。

子供は何を見て育つか…家庭や環境や出会う人によって人格が形成されて成長していきますが、やはり親の背中を見て育つのだと思います。

一見ポジティブに見えるこの言葉ですが、私は親の背中を見て「絶対にこんな大人になりたくない」と思いながら育ってきました。

私が生まれて今日まで両親は不仲で、私は常に巻き込まれています。私はこうはなりたくない、と「しっかりしたまともな大人になろう」と努力して来ました。

今私がHSPであるので、幼い私はHSCでした。気づきたくないことに気づき、両親の顔を窺いながらふるまって、こんなにどうしようもなく愛着の足りないアダルトチルドレンに育ちました。

両親に並々ならぬ恨みを抱えているわけなのですが、母は彼女の母が早く逝ったことで深い傷を抱えており、愛着の足りない家庭で育ちました。彼女は子供への愛情の注ぎ方がわからないのです。そんな背景を抱え、子供を感情の吐口にして、幼い私が母へ「やめてくれ」と、ストレスを訴えると暴力や暴言が降ってきました。

母の出生の背景に深く同情し、共感するHSCだった私は、もう何も言えませんでした。母が傷つくことが何より怖かったからです。しかし、それが何年も何年も続くと、もう共感・同情として片付けられる領域を超えました。私はもう母を止めることを諦めました。

何より、両親の不仲を幼少から情報として常に与えられてきたことが本当に辛かったです。母が父の悪口を私に言い、父が母の悪口を私に言うこと。これ、本当にHSCにとってよくないことだと思います。

私は最初両親の言う悪口に「うんうん」と相槌を打っていただけでしたが、だんだん「うまく返さなきゃ」と頑張るようになってしまいました。幼少期から傾聴の癖がつき、カウンセラーのような共感の仕方をして、聞き上手に成長してしまいました。

母の言うことを全く気にしない非HSPの弟とHSPの自分とで、言葉の受け取り方が異なることも悩みの一つでした。弟は気にならない母の暴言は常に私を消耗させ、精神を削りとります。

そして、父は無関心で、母との相性は最悪、金遣いは荒く、自分本位、子供からお金をせびることもあります。おそらく今不倫していると思います。

こんなに悲しい大人にはなりたくありませんでした。こんな家に生まれなければよかったと何度思ったことでしょう。しかし皮肉にも今の私の人格を作ったのは、この悲しい経験であるのです。積み重なった恨みがありますが、過ぎたことはもう仕方がない。後悔へのスタミナは使わないことしています。

でも、これから育つ子供たちが、私のような悲しい成長をしないために、私が伝えられることは「親の問題にこどもを巻き込まないでください」と言うこと。

これ以上、私のような人を増やさないために、言い続けることはできると思いました。

私の願いはHSCに限りません。全ての子供たちが心身健やかに過ごせるように、親は子供の心まで守ってほしいなと言う気持ちです。

雑多な文章で申し訳ありません。感情の高まりのまま書いてしまいました。

最後まで読んでいただきありがとうございました。





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