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「弱い私の魔法の言葉」HSPの自覚

こんばんは。葵と申します。
私は人生の中で常に生きづらさを抱えて、生きてきました。
自分のことが心底嫌いで、憎くて、どうしようもなかったのです。

でも、私はもう大丈夫。だって私HSPだから、仕方がないことなんです!
今日一日中…泣きながらボロボロの私はそうやってベッドの上で記事を書いていました。ヘッダーのイラストも、泣きながら描いたのでipadがベタベタになって、アルコールで拭きました。

突然ですが、私は自分の思ったことを
友人に直接言えないので、家に帰ってiPhoneのメモに書く癖があります。

次の文はある日の友人と会ったあとのメモです。
ちょっと攻撃的なので、苦手な人は飛ばして下さい。


「あなたは立派に育った」ってどの尺度?どの目線で言ってるの?
「悩むの好きだよね笑」軽蔑されてるみたい。
言いたくないことあるよ掘り起こさないで。なんで?なんで説明しないといけないの。

「否定されてきたんだね」
可哀想だから私が生き抜くすべを教えてあげるよ。
どこから見てるの。私は可哀想?
悩んでもどうでも良さそうにされる。
「行動しなきゃはじまらないでしょ。慎重なのは損だ」

一人になりたい。


このメモが私の生の言葉です。
今日はこのときの感情から文章を書きました。私の感情のまま、乱雑に書かれたこのメモは、私がHSPを自覚するきっかけとなりました。この下に続く文章は意図的に文体を変えています。
ひとつ言っておきたいことは、私はこの友人が大好きだということです。
大好きだから苦しんでしまいました。そのありのままを語って、HSPを自覚して行った過程を綴ります。
少し長いですが、よろしくお願いします。


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教育実習や大学の諸々が終わって、ある友人とランチにいった。その人はいつも輝いていて、私なんかと一緒に居て楽しいのかといつも疑問だった。

「誰かのためって結局自分のためでしょう?」

彼女が会話の中で、ふと言った言葉。私個人に対してじゃないけど、ひどく傷ついた私がいた。
「あはは、わかる。自己満足だよね」
いつものように同意してしまった。
私は「わからない」本当はそんなこと言いたくなかったのに。

「誰かのためって結局自分のためでしょう?」

そうだけど、そうじゃない。教育実習中の私は本気で身を削って、そしたら、子どもたちの笑顔が見られると思ってやっていた。
実際、子どもたちは素敵な笑顔を見せてくれた。とても嬉しくてかけがえがないものだった。
その時の私は子どもたちの笑顔でその場に立って、幸福だった。

だから彼女の言葉は、そのすべても否定されたようで苦しかった。

私は大好きだったはずの友人にこんな感情を抱くことさえ罪だと思った。
「なんて最低!私がいつもこうなのは…なぜなの?」


辛くて苦しくて、もう生きるのをやめてしまいたい。

そう本気で思った。このときだけじゃない。激しく傷つくと私はそう思って
部屋で一人で泣いた。
彼女と喋ると必ず死にたくなった。彼女は全く悪くないのに。どうして自分が思ったこと上手く説明できないんだろう。彼女を傷つけたくなかった。

でも、noteでいつものようにたくさんの記事を読んでいたら、
ある存在を知った。

「HSP」
HSP(Highly Sensitive Person・非常に敏感な人)とは、
SPS(感覚処理感受性:sensory-processing sensitivity)が高い人のこと。SPSは、感覚情報(五感・平衡感覚・内蔵感覚など)を脳内で処理するプロセスの、生まれもった個人差を指します。

(引用元:https://studyhacker.net/sensitive-scale

私はいつも感情の答えが欲しくて、どうして悩んでいるんだろ。
いつまで悩んでるの、めんどくさい女。などと悩んでる自分でさえも
憎んで、追い込んだ。
自己否定して、自分の存在を抹消したがった。
「お前のせいだよ」何度自分に言ったかわからない。

でもHSPの存在を知った今は、悩み、感情を掻き乱されて
どうしようもなく涙の出る自分のことも肯定できる気がする。

単純かもしれないけど、それくらい私にとっては救いだった。

「私、HSPだから」魔法の言葉みたい。
「大丈夫。治さなくていい。」

私は急かされるのが嫌だった。慎重な私を「行動しなきゃ!」と背中を押しているつもりの友人が息苦しかった。

「やらなきゃって思ってるんだけど…できない」
「どうして?行動しなきゃ始まらないでしょ」
「説明できないんだけど…なんとなく」
「なんとなくじゃわかんないよ」

本当になんとなくなのだ。曖昧でイライラさせて申し訳ない。
でもこれが私なのです。
マイペース。ゆっくり歩幅を合わせて見守ってほしい。

「私、HSPだから」

すごく心強い。

全体の20%の選ばれた存在。
長所は慎重で人の心がわかって、優しい。
短所は気を使いすぎて疲れちゃう。慎重過ぎる。

今まで私が自分を説明するときに使ってた言葉はこうだ。

「母親のせい」

いつもごめんね…と思いながら使っていた。
母はとても不器用で、感情の起伏が激しくて、私は幼い頃からたくさん嫌な目にあった。暴力を振るわれたことだってある。
実際、アダルトチルドレンなのかもしれない。

「成長の上で愛が欠乏してるから。だから私は、こんな人間。」

成長上の誰かを理由にして、その存在を否定しないと自分の感情や行動の慎重さを説明できなかった。友人の感情や態度を深読みして勝手に落ち込んだり、嫌われているんだと決めつけてしまう。その理由もわからなかった。

でもこれからは、これからは!
もうアイデンティティとして私の性質を
正直に言える!
誰かのせいじゃない。自分のせいでもない。誇るべき性質だった!

もう自分が駄目だなんて言わせない!

私はHSPなのだ。たくさんの人と一緒に頑張ってる。
頑張り過ぎてしまう。

「私、HSPなの。よろしくね。あなたがきらいなわけじゃないの。回復するために一人になって充電させてほしいだけ。」

はやく声に出して自己紹介したい。
わかってもらえるかな、これまで通り私を好きでいてくれるかな。
わたしは、その友人が大好きなのだ。
大好きなのに、私はこう感じてしまうのだ。
助けてくれようとする友人の手や言葉は、
私を壊して、私は毎回死にたくなってしまう。

たった一言、それに傷ついて私から関係を絶ってきた友人がたくさんいる。
この文章を書きながら、私の両目から涙が止まらない。
もしかしたら…その当時、自分がHSPだとわかっていれば、感情をセーブして今日まで友人でいられたのかもしれない。

全部、治さなきゃて思ってた。でも全部治さなくてよかった。
私はこのままでいいのだ。治すところなんてない。
こんなに生きづらいのなら、死んでしまいたいと、そう思って
本当に死んでしまわなくてよかった。

だから、苦しくなったらこれからはもうこの言葉を言ってしまおう。
口で言えなくても心で言ってしまおう。

「私、HSPだから」

私、HSPという繊細で素晴らしい人たちの一員なんです。
だから、ちょっとケアが必要で、触るとき布手袋が必要なの。
一定時間のメンテナンスが必要なんだ。
見守って欲しい。がんばってるからね。

これから、わたしはこの魔法の言葉で、私を守っていける。
私をありのまま好きでいられる。
感謝の気持ちが止まらない。






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長くなってしまいました。
ここまで読んでくれた方々にも感謝の気持ちでいっぱいです。

noteで私に「HSP」を教えてくださったすべてのHSPのライター様には、
感謝なんて言い切れない。私の命の恩人です。

私は今、逃げるようにその友人が見てるツイッターの更新をやめました。
そして、noteにやってきて、はじめて「HSP」を知ったのです。
まず、母に言いました「私はHSPです」と。そうしたら、なんと…
私を理解して、こう言ってくれました。

「そのままでいていい。変わる必要はない」

これまでの21年間は何だったんでしょうか。
もっと早く知りたかったです…悔しい…!!。
そして私はHSPだから、HSPについて手当たり次第調べてしまうのでしょう!考察厨…!
ちょっぴり笑えちゃいます。

大げさですが…これから、私の人生がはじまるのだと思います。
柔らかな心を丈夫にさせる必要はないし、弱い自分は強くする必要はない。

自己否定をやめて、自分を大切にする。
生きやすくする工夫をすればいいのです。

私もあなたも、魔法の言葉と、大切な自分を持っているのですから。

そんな私が綴る文章、描く絵、すべてをnoteに残して生きたいです。

弱い誰かの心の支えになりますように。
誰かを守る作品を作り続けます。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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