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犬とわたしの歴史~ドンくん①~

人生も半ば。「すきなものは?」と聞かれたら「犬」と答える自信があるくらいには犬が好きだ。これまでの人生で、ありがたいことに6頭のわんこと家族になることができている。そんな私の家族の話。

ドンくん(雑種)

白く少し長めの毛足が威厳があり、賢そうなイケメン。

くたびれた赤い首輪がイケてる

物心ついたころにはもう一緒に暮らしていた。
私は諸事情により幼いころの記憶がほぼない。
残っている写真を見てそうだったんだろうなぁという想像が記憶として残っているといってもいいくらいだ。

ここで気になるのは、物心がついた頃ていつなんだよっていうね。

ものごころ【物心】 が 付(つ)く

世の中の物事がわかる年頃になる。幼年期を過ぎる。ものごころづく。

引用 コトバンク

だそうです。
絶対世の中の物事なんてわかってなかったと思うけどたぶんその頃にはドンくんはうちにいました。

親から聞いた話では、当時父の勤務先の駐車場に住み着いていた野良の子犬だったそう。
野良時代は「ビクター」と呼ばれていた。
それがうちに来たら「ドン」。
なんか…申し訳ない。
ビクターなんていうおしゃれな名前から、まさかの擬音。

今でこそあまり見ないけど、スヌーピーみたいな赤い屋根に白い壁の犬小屋でのびのびと外犬の番犬としてしっかり家を守ってくれていた。

若かりし頃のドン
幼い私とドン

ドンのパピー時代はもちろん私の記憶には残ってない。
でもかわいい顔をしている。

外犬が半・家犬になるまで

私が幼稚園年長さんあたりまではずっとお庭で暮らしていたんですけど、
引越しした先のお家で暮らし始めてちょっとしたら玄関で過ごすようになりました。玄関のたたきっていうんですかね、そこで過ごしてそこから先は入っていかない、と自分で決めていたようで「おいで」と言っても一定のライン以上は入ってきませんでした。教えたわけじゃないのに賢い。

さて元気な外犬のお手本のようなドンくんはなぜ家の中で過ごすようになったのでしょうか。

それは、憶測でしかないんですけどその家およびその周辺はよく𝐠𝐡𝐨𝐬𝐭👻が出ていたんですよ。
なので、ちょっかいかけられて怖かったんじゃないかなって思ってます。
なんも事情を考えもしない幼き私は単純に「おうち入るの~やった~~」としか思ってませんでしたね。

そんなこんなで玄関で暮らすようになってから少ししたらまた引越しました。
ここでは玄関が広いお家だったので、初めはたたきに。

玄関をあがるとキッチン&リビングダイニング、階段、トイレ、部屋、洗面所の至る所へ通ずる3畳ほどのフリースペースがありました。
そのフリースペースと玄関、駐車場はドンの縄張りになりました。トイレは裏庭。たまに穴掘り。

自分のご飯が調理されるキッチン、家族みんながいつもそこにいてゴロゴロしてるリビングダイニングが見渡せるいい場所。
晩御飯中は、ドアの境目ギリギリでアピール。
でも絶対入ってこない。

でも雷や花火大会の時は「仕方ないんだ!だって隠れるとこ探さないとだから!」と申し訳なさげ境界線を越えて前進していました。怖がって可哀想だったけど可愛かったな。

次回、「ドンくん、やっぱドンだった」

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