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#17 【手術報告記】④術後1ヶ月間の経過ついて


今回は制限やコンディション面で
大きく変化のあった
術後約1ヶ月について遺します。


まず手術が終わった当日、そして翌日、

この2日間は麻薬性鎮痛薬を投与されていたようで
ほとんど眠っていました。
というかバッチリキマッてしまい、
眠気に全く勝てませんでした。

術後当日はベッドから降りるどころか
起き上がることさえ基本的にしてはいけないので
(そもそも体調的に困難です)
ずーっと眠っていますが、
翌日も眠り続けるのは初めてでした…

誰が来ても真面に会話ができない
呂律も思考も回らない
食事は口にしたまま眠る始末
と、最早赤子のようでした。

意識はハッと気付いてから
1分も経たずに落ちていくので、
携帯を確認することや
連絡を返すことも一苦労でした。

ただでさえコロナで誰にも会えないので
僕の状況を誰も知ることができず、
体調悪化を懸念されていましたが
唯々眠り続けていただけでした。←

体調は珍しく安定していて
(慣れなのか?薬の効果なのか?)
吐き気や酷い低血圧、
激しい痛みに襲われることは
今回は無かったです。
本当に唯々眠かったです。眠っていました。

漸く意識がハッキリしたのは、
手術から2日経った朝でした。
お陰で体感としては空白の1日が生まれました。


それから術後4-5日くらい経つまでは
頭がギューっと締め付けられるような不快感と
イマイチ脳内が晴れないような感覚が続き、
気管内挿管の影響で
喉の不快感と若干の痛みも続きました。

いずれも時間が解決してくれるのを
待つしかなかったようです。

尚、手術直後から
固定されていたこともあってか、
傷口等の痛みは殆どありませんでした。


足は足首から太腿の3分の1辺りまで
シーネ固定され、包帯ぐるぐる巻き。
左足はまるで1本の棒のようでした。

僕はニーブレス(膝が曲がらないようにする装具)を持っていたので、
1週間後にはシーネからニーブレスに変わり、
足首の可動がとれるようになりました。
(この時足首は相変わらずdrop footでした)


抜糸は術後2週間経った頃、
10㎝程切り開いたようで
10針程縫ってあったようです。

なんとなく皮膚を引っ張られるような
瘡蓋を剥がされるような
気持ち悪さはありましたが、
痛みはありませんでした。


術後2週間までは急性期(安静期)
2週間後から回復期

加重と膝の屈曲は、2週間一切禁止。

なので術後2週間は
殆ど車椅子生活をしていました

松葉杖もあったのですが、
ニーブレスに変わってから下垂足が邪魔をし、
爪先を擦らないように歩くと
他への代償/負担が大きく、
また事故に繋がる可能性が大きかったので
楽且つ安全な車椅子をチョイスしていました。


リハビリは手術翌日から始まり、
最初は足首のマッサージと
大腿四頭筋の軽いトレーニングくらいしか
できませんでした。

最初の1週間は最早、
起き上がって自力で座っているだけでえらーい!!!みたいな状態でした。
それくらいに身体が怠く、重く、感じます。
そしてこの間に
どんどん筋力/体力が奪われていきます。

1週間経過し、ニーブレスに変わってから
・足首ストレッチの強化
・膝周りのマッサージ
・大腿四頭筋のトレーニング
・松葉杖での階段昇降
が主なリハビリ内容になりました。
これはPTさんの考え次第で
内容の差が生まれると思います。

2週間経ち、屈曲/加重がフリーになってからは
傷口周りのマッサージや
膝の屈曲ストレッチも加わりましたが、
初回で90°、翌日に100°、1週間後には130°まで
曲がるようになりました。
というか神経に気を遣い、
徐々に徐々に可動をとっていきました。

加重もフリー初日から全力で!
というわけではなく、
こちらも気を遣いつつ慎重に乗せていきました。

久しく足を使っていないと、
急に「どうぞ歩いて!」となっても
なかなかすんなり進めないものです。
筋力的にも、精神的にも。

尚、加重をはじめた日から
今度はオルトップ(足首を固定する装具)を
使い始めました。
※装具についてはまた改めて。

屈曲も加重も、動かし始めて1週間も経てば
そこそこできるようになります。
痛いときは無理せず休めることを優先し、
ご機嫌を伺いつつリハビリを重ねる日々でした。


3週目と4週目の差は殆どありませんでした。

強いて言えば、歩き易さが増した、くらいです。

長腓骨筋の筋収縮は認められたものの、
足首の自力背屈具合は相変わらず皆無です。

ただ、術前に比べると
発症直後は特に酷くあった痺れが
全く無くなっていました。
これだけでも生活の質は向上しました。


1ヶ月が経ち
再びリハビリ病院に転院したので、
そこから更にトレーニングを重ねています。

と、いう経過が術後1ヶ月、でした。


ここまでザラっと
腓骨神経麻痺の手術について
一連を纏めてきましたが、
この後も関連体験談を
引き続き纏めていきます。

何処かの貴方の
お力になれますように


このサポートは、基本的に、僕の、お勉強や、成長の為に、使わせていただきます。 キモチと、キモチが、交われたら、、よしなに。