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ライブハウスという居場所

私は人生が一度終わったと思っている。
そう思うくらいの“失敗”を当時した。
それでも私がこの世にいられる理由の一つに
音楽がある。


私は、音楽を聴くことが好きだ。
特にバンドが好きで、よくライブハウスに行く。
大学生になって、バイトが出来るようになり、
自分で稼いだお金で
ライブやフェスに行くようになった。
ライブハウスに行く回数を重ねていくうちに、
ライブハウス自体に“居場所”を見出すようになった。


それには主に三つの理由がある。


ひとつは、
「自分が好きなことを、しているときの自分」は
好きだと思えるからだ。
心の向く方に正直にいる状態は
とても健康的である。
好きなことに全力でいられるほど幸せなことはない。


二つ目は、
ライブハウス特有の
ステージとフロアの近さにある。
大好きなバンドのメンバーが
すぐ目の前で演奏しているのだ。
目があうような距離感である。
しかもひとりひとりをよく見てくれる。
その時にとても救われるような気持ちになる。

それは、
潜在的に誰かに自分のことを見てほしい、
見つけてほしいという気持ちが
あったのかもしれない。
そんなことに気付かされ、
それがまた満たされるのである。

自分で自分を認められない日々、
なりたい自分と現実の自分のギャップ、
私のことだって見てほしい
そんな風に感じているのかもしれない。


三つ目は、
お客さんもメンバーと一緒に歌を歌うときのこと。
歌う歌詞に救われることもしばしばある。
歌詞の内容が自分に刺さるものであり、
それを自分で口にして歌うことにより
自分で自分を認めることにつながることもある。

毎週のようにライブハウスに行く月もあり、
去年は30回以上ライブに行っていた。

好きなことに没頭している自分が好きであり、
その瞬間が日常に増えていくことで、
自分は自分を好きでいられるのだ。





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