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見た目は関係ねーぞ!

ドラゴンボールの悟空に憧れて、悟空の良さについて考えている。


前回は「相手の弱点を見つける」という点について考えた。
悟空が戦うシーンは相手の弱点を見つけてそこを攻める事が多い(と僕は感じる)。

当然だが、戦いやスポーツにおいて、相手の弱点を攻めるのは当然の事で、どんな格闘漫画やスポーツ漫画にも、必ず誰かの弱点について語られたり味方がやられてしまったりするシーンがあるものだ。


新技を取得した天津飯やピッコロもそうだった。
せっかく身につけた技なのに、天津飯は悟空に弱点を見つけられてしまいそこを攻められてやられてしまった。

ピッコロも新技の魔貫光殺砲をラディッツに放とうとしたが、気を長い時間集中して指先に溜め込む必要があり、それを待つ必要があった。
「集中して待つ」という点で言うなら悟空の元気玉も弱点ではある。それを言いだすと悟空は元気玉中に何度も攻撃されているからやめておこうか。


しかし、元気玉を放つのは理由があり、「相手に悪の心があるから」である。最初ベジータに元気玉を放つ時は、良い心を持っていると跳ね返す事ができるという設定があった。
だから悟空はその悪の心を感じ取って元気玉を放とうとしたのだと思う。

ベジータは悟空の持っている良い心を「お前の良くないところ」だと言わんばかりに甘いと言い放つ。
悟空の良い心は漫画の主人公としては良い事としか思えないのだけど、戦いの世界からすると甘ったれな弱いところなのだろう。
ということはつまり、“悪の心を持っている”ことというのは悟空から見たら弱点なのかもしれないな。

それを感じ取って元気玉は放つ(らしい)からだ。
フリーザとか魔人ブウの時なんかは時間のかかる大技みたいな感じだったけど、しかし設定上は元気玉が効くのは悪の心の持ち主なのである。そこの関係性だけを見ると、元気玉が放てる悟空は悪に強いわけだ。


今回は「見た目なんてどうでもよかった」という点だ。
服装に関しては界王様の服はカッコ悪いと思っていたという描写があるが、基本的には服装とか見た目なんかはどうでもいいと思っている描写がいくつかある。
少年の時なんかはもちろんそうだが、セル編において精神と時の部屋に入る前、トランクスの髪がかなり伸びていたことに関してみんなと話している時に、「サイヤ人は不気味に髪の毛が変化したりはしないんだ」と説明されて、「そういえばそうだな」という反応だった。髪型なんて小さい時から気にしていなかったと言える。


亀仙人の修行を受ける前には可愛らしいギャルを連れてこなければいけなかったが、非常に元気そうなハツラツとした女の子を連れてきたことがあった。

亀仙人も、(そして読者も)その女の子の見た感じはちょっと…正直可愛らしいとは言えなかって笑えたわけなんだが、悟空は確かに亀仙人に言われた通りの女の子を連れてきていたと思う。確か亀仙人が連れてきて欲しかったのは元気でハツラツとした女の子だった。悟空は確かに、元気でハツラツとした女の子を連れてきていたわけだ。

ベジータもそうだが、人造人間18号と戦った時なんかも可愛い女の子を全力で殴ったりすることができるほど、戦いに集中していた。
悟空もオトナになったチチとは本気で攻撃していた。
サイヤ人にとっては戦いに男とか女とか、見た目がかわいいからとかは関係ないようである。
可愛い女の子に執拗な緊張感を持ったりしなくていいよな。


言うなれば、見た目とか趣味とか関係なくみんな同じように接せるって事だ。


いいなぁ悟空は。

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