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『レコードショップは歌の博物館』

わけもなく博物館には行かないと思うけど、特に意味もなくレコードショップに行くことってない?

僕は…たまーにある。いや、ほとんどないと言った方がいいのかもしれない。
物を持たない生活をして、かれこれ幾年か経ったのだけど、少し前にパソコンも手放してしまってね、コレがいけなかった。のかもしれないし、良かったのかもしれない。
そもそもあんまり使っていなかったから良いだろうと思って友人にあげてしまったのだが、もうちょっと見返りを求めれば良かった。
肩たたきしてとか、うまい棒20本買ってとか…(コーンポタージュ味を中心に)


そのパソコンを手放してしまったことで、レンタルする映画や音楽の数がグッと減ってしまったのである。(つまりは、映画を見ることで食べるお菓子やらお酒の数も減ると思ったのな)


……
「レコードショップは歌の博物館」だなぁといつも思う。
さまざまな年代の音楽(視聴はできないけど)が綺麗に整頓されている。世界に1個しか無くて貴重なんだってことはないのだけど、レアものだったり名盤だったりすると、値段がグッと上がったりしているし、なんなら店主の後ろに飾って(守られて?)ある。

ズラリと並んだジャケットなんかも良い。
意味不明な抽象画だったり、裸婦が寝そべっていたり、動物が写っていたり…ドカドカと文字だけ書かれていたりもして、歌にいろんな意味を付けるかのような感じが良い。
歌手や指揮者、作曲家の写真がバンと載っているものもあるのだけど、僕が考えるに、ちょっとガッカリなのが、バンドメンバーの顔写真とか上半身が集合写真のようにカメラ目線で写っているやつだ。しかも無表情。
なんというか、怖い。

バンドを指揮している誰かがいるのか何なのかわからないけど、「メンバーのみんなはアレで良かったの?」と聞いてみたくなる。
確かに、写真を使うと無難っちゃ無難なんだよな。どんなひと達かわかるし。

ブルースのジャケットなんかも、だいたいひとりで写ってる。歯が無いにもかかわらず、ニカッとハジける笑顔で撮られていたりもするのだ。あれはあれでカッコいいんだけどねぇ。
でも、どうせなら激しくギターを鳴らしているところを撮られた写真なんか使えばいいじゃないか。バディ・ガイなんかのジャケットはほんとカッコいい。音がそのまんま聞こえてくるような、そんな感じだ。

指揮者のひとだって作曲家のひとだってそう。音楽家は、音楽を楽しんでいる姿がいちばんカッコいいと思うんだよね。

そうか。それを言うなら、みんな、仕事してるところがいちばんカッコいいわ。

そういうところを見て、「今日も頑張ろう」とか「さぁ!仕事しようか!」と思えるのかもしれない。
がんばる姿がいちばんカッコよくて、いちばん応援になるんだな。僕が誰かを応援するなら、どうやって、何をやるんだろうか?僕に何ができるんだろうか?

ひとのがんばる理由を知ろう。これからの僕は。

たいしてカッコよくないについても、また今度考えよう。

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