感染者の「個人情報」を誤掲載
5月5日、愛知県が発表した「感染者の個人情報を公式Webサイトに誤掲載」
誤掲載の中には、県内感染者のうち396人分の「氏名」が含まれていました。
(以下、愛知県公式Webサイトから一部抜粋)
【誤って掲載した内容】
患者の氏名、入院先医療機関、入院日、転院先医療機関、転院日、退院日、発生届提出保健所、クラスターの名称及び分類
【原因】
患者の氏名、年代、性別等の情報をエクセルファイルで作成・管理している。
このエクセルファイルから、個人情報を削除したデータファイルを作成し、Webページに掲載している。
今回、患者の個人情報が含まれたエクセルファイルを誤ってWebページ上に掲載してしまった。
また、昨日(5月4日)はWebページの作成者と承認者が同一人物であったため、ダブルチェックができていなかった。
(以上、愛知県公式Webサイトから一部抜粋)
当該職員様を責めるつもりは毛頭ありません。
現場の混乱、激務の中で、意図せず、うっかりミスにより発生したものであると思います。
しかしながら、混乱、激務の中であるからこそ、気を付けなければならないのが
「事故・過失リスク」
人は、そもそもミスや過失を犯すこと、事故が起こることを前提にしていません。
だからこそ、組織のルール、社内ルールを制定して、「事故・過失リスク」を低減させています。
そして、「事故・過失リスク」を低減させるための有効な手段の1つが
人を替えて、目を替えて行う「ダブルチェック」
自分が行った事務を、再確認する「ダブルチェック」
今回の愛知県での事案を教訓に
「ダブルチェック」の確実な実践
基本に立ち返りましょう。
福田秀喜(行政書士福田法務事務所)
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