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【FX】世界的に利上げ(継続)機運が高まるも欧米PMIは下ブレ→来週はECBフォーラムと月末フロー

みなさま今週もお疲れ様でした。

【6/19-23まとめ】


<<BOE・パウエル議会証言>>
トピックとしては英CPI上ブレからのBOEでの50bp利上げ、
パウエル議会証言はタカ派継続姿勢をよりはっきり打ち出しました。
これで今週も円売りが目立つ展開。

一方で新規失業保険やや上振れや欧米PMI下ブレもあり、市場全体ではやや方向感を欠くこととなりました。


<<米指標状況>>
◆住宅関連-悪化からやや持ち直し
◆景況感関連-悪化傾向
・PMIやや下ブレ
◆物価関連-減速傾向
◆雇用関連-堅調もやや陰り
・新規失業保険やや上ブレ


<<要点>>
○金利まちまち:高値圏で横ばいとなり上がれないが下がりもしない様相、フラットニングが進む

○米株⬇️下落:久々に3指数揃っての陰線も値幅は限定的、現状では上昇後調整の範疇(日経売り波及も)

○原油⬇️下落:安値圏で小動きが続く、またしても週足実体は70$付近

○ドル円⬆️上昇:水曜から上昇を始めるとそのまま3日続伸、節目の142円を超え145円視野に、2週連騰

○ドル⬆️上昇:水曜までは軟調も木金でDXY102から反発上昇、上昇幅は先週下落のほぼ半値
○円⬇️下落:各国の利上げが意識され今週も売り込まれる(より売り込まれた豪ドルに対しては買われる)

【来週に向けて】

<<ECBフォーラムとPCEデフレーター>>
上記の他に各国で注目のCPIが発表されるのでそちらにも注目です。
また今週は反応が薄かったですが、6月に入ってから新規失業保険申請件数の上ブレが続いており来週も上ブレとなれば雇用統計軟化への思惑も高まりそうです。
さらに月末フローにも警戒していきましょう。

水曜ECBフォーラムは読みづらいですが各国総裁の発言がありますので身構えておく必要はありそうです。
金曜PCEデフレーターはもちろん注目の物価指標なので米金利やドルの反応しっかりチェックしていきましょう。


下記その他注目イベントです。
・火曜-加CPI
・水曜-豪CPI
・木曜-独CPI
・金曜-欧州HICP


<<金利>>
○今週
材料も入り混じり上がれないが下がりもしない展開。
利上げ継続機運+景気後退不安でフラットニングが進む。

○来週
引き続き強めのサプライズ的なキッカケがないと動けないのではないでしょうか。

短期4.4-4.9%長期3.6%-3.9%はそうそう抜けない目線で捉えていきます。
目先は上記レンジ幅より更に小幅な推移をイメージしています。


<<米株>>
○今週
久々の3指数揃っての陰線も下落幅は限定的となりました。
要因としては節目到達からの調整下落、日経売りの波及あたりで捉えています。

史上最高値を目指していく中ではインフレ再燃、企業業績悪化、リセッションなどの懸念材料をこなしていく必要がありまだ道のりは険しいと捉えています。

○来週
ダウとナスダックが節目到達から身構えていた下落となりましたので継続性に注目ですね。
S&P500では4,300でのサポートがあるか注目しています。

月末フロー等で更なる下落か、再上昇で高値引けか来月も占う月足形成に注目です。


<<原油>>
○今週
引き続き安値圏で小動きが続き陰線。
またしても週足実体は70$付近となりました。

○来週
引き続き70$のサポートと75$付近のレジスタンスでの反応を確認していきたいところですね。

景気指標が持ち直す展開にならない限り上値が思い展開が続きそうですね。


<<為替>>
USDJPY
○今週(1/3ロング保有)
水曜から上昇を始めるとそのまま3日続伸、節目の142円を超え145円視野にとらえました。
これで2週連騰。

トレードとしては140.1でのロングをホールドして週を終えました。
元々は142円ターゲットとしたポジションでしたが一発は持ち越しさらに値幅が伸びています。

○来週
◇ポジション管理
撤退は142円割れ、ターゲットは145円付近としてもう少し握っていきます。
(142までの下落があれば状況により押し目買い検討)

継続的なドル高が期待できる状況ではないので、円安が削がれる材料があれば利確を検討しますが可能性は低いと思っています。
(月末フローでの円買いがあり得るが、決済するかどうかは規模次第)


上昇要因
①日米間の絶対的な金利差
②本邦輸入企業のドル買い円売り
③インフレ再上昇(コア高止まり)懸念
④日経買いのヘッジ需要→NEW
下落要因
①FED転換期待が高まりドル売り
②約二年間の上昇によるポジション傾きの解消
(円キャリートレード含む)
③日銀が引き締めスタート(YCC上限幅拡大)


EURUSD
○今週
水曜までは軟調も木金でDXY102から反発上昇となりました。
上昇幅は先週下落のほぼ半値となり一進一退となっております。

AUDUSDのロングは損切り。
豪ドルの単独安の影響が大きいとはいえ完全にチャートが崩れてしまったので致し方ないかと。
損切りの判断が遅れてしまった点に関しては反省しており、要因もトレードに集中できる環境が保てなかったことなので改善していきます。

○来週
◇様子見来週は月末週+チャートもファンダも動きづらさを示していますので原則様子見で考えています。引き続きDXY101-102の動きもしっかりチェックしていきましょう。


○他通貨
今週の主要通貨の強弱感としてはユーロ>ポンド>豪ドル>となりました。直近の傾向が完全に逆転しましたね。
ユーロが買われたわけではなく、豪ドルとポンドがそれぞれの要因で弱含みました。

来週は豪CPIと欧州HICPがありますので豪ドルとユーロに注目ですね。


<<要点>>
○ドル(DXY)下目線:今週の上昇は限定的、ただ102の節目を強く下抜いていく状況でもなく動きづらいか
○米株上目線:今週の下落を重く捉えることは現状できない、しかし下落の初動となる可能性もイメージ
〇注目イベントは水曜の各国中銀総裁発言と金曜のPCEデフレーター


それでは皆様良い週末を。

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