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父の意識が無い-2


救急車が到着するまで6−7分

2ヶ月前に母のことで救急車を呼んでいますが
その時、私は沖縄にいましたので
対応は妹がしてくれました

ですから、私の人生の中で
救急車を自宅に呼ぶなんて
初めての体験で

でも、そんなことも言っていられない状況で
なんとか父を横に寝かし
救急車の
到着を待ちました

そのうち
だんだんと頭が冷静になってきて
部屋着から着替える余裕も出てきた頃
救急車が到着しました

このご時世
コロナ感染状況と、接種状況を確認した後
救急隊の方々が靴にビニールを履かせて
そのまま自宅の中へと入っていく

そのすぐ後に
なんと、先ほど電話した友人が駆けつけてくれたんです


降臨!
本気で
そう思いました

この緊急事態に心寄せてくださる友人の存在
行こうか?なんて言葉も要らず
ただ駆けつけてくれる

ありがたかったです
本当に
救われたって思いました

しかも、彼女はナースなんですよ
宇宙の計らいを感じました

一緒に救急隊の対応を見ていてくれて
後から
彼女に聞きましたが
脳梗塞では無いね、と

プロってすごいですね

一通りの作業を終えた救急隊の方々は
父のかかりつけ医に運んでくださる手筈を整え
父を乗せて向かってくれることに

私も、友人のアドバイスから
入院になった時のために
荷物をとりあえずまとめて自宅の車で後を追いました

何が原因??
これからどうなるんだろう??

という思いと同時に

入院してくれたのなら
ああ、世話から解放される…
不謹慎だと思います
でも、そう思ってしまった
そのくらい、介護で一杯一杯になっていたのです

病院に到着
父はMRIへ
私はひたすら待合室で
長い時を過ごす事になりました

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