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【うけ入れる】こと

〝家族のお世話をする〟ということを

当たり前だと思ってきた世代

それが父の世代に当たる。


全ての人がそうとは限りませんけども。


パーキンソン病と

最近は痴呆も少々進んできていて

思考力も低下しているので

感情のコントロールがあまり効きません。


何か不都合なことがあると

怒りの感情で訴えてきます。


その度に、同じ感情エネルギーで

反応してしまう自分。


「ああ、また言っちゃったなぁ」と

自己嫌悪に落ち入りますが

気を取り直して、気持ちを切り替える。


でも、すぐまた父の言葉で反応してしまい

自己嫌悪に陥る。


毎日がその繰り返し。


そのうちに、父を見ると

怒りが湧いてくるようになってしまい

何を言われても怒りで反応するように。


世話や家事で

仕事も手につかなくなり

この感情の起伏で

疲れ切っていく毎日。


デイサービスに切り替えるも

お迎えが朝早いので

夜遅くまで仕事をしているのもあり

寝不足にもなりつつあって。


限界はもうすぐそこでした。


〝老いる〟

ということは

今まで出来ていたことでも

出来なくなることが増えていくこと。


私はそれを

受け入れられなかったのだと

わかりました。


出来るはずでしょう?

何でできないの?

もっと頑張ってよ

改善しようと努力できるでしょう?

なんでしないの⁈


パーキンソン病は

思うように身体が動かない

したいわけではないのに身体が勝手に動いてしまう

やる気が起きない

ecc...


病の諸症状を見直してみると

酷なことを言っていたのです。


〝老いる〟

とは、どういうことなのか

本人も、

また周りも、

考えさせられるものなのですね。


父を見て

老い、を受け入れてみよう

そう思いました。


物事に良し悪しは無く

ただ現象があるだけなのに

人はそれを

自分の価値観での色眼鏡でみてしまい

感情が湧きます。


私は親の〝老いる〟ということからも

学ばされていくのですね。

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