あゝゲートボール
210728-57
ゲートボールというスポーツを知らない人はそんなに居ないと思いますが、ゲートボールのルールは知らないという人は多いのではないでしょうか。昼下がりの公園でお年寄りの方がのんびりゲートボールを嗜む姿は珍しいものではありません。
しかし、見た感じ平和そうなプレー姿とは裏腹にゲートボールというスポーツは対人関係を揺るがしかねない、殺伐としたルールのもとに成り立っていると知ったのはつい最近のことでした。
ゲートボールのルールを簡単に説明しますと、1チーム5人編成で行い、一人につきひとつずつの持ち玉があります。試合は両チームの選手が自分の玉を互いに打ち合って、3つのゲートを通過し最終的にゴールまで玉を移動させます。ゴールまで玉を移動させると「あがり」になりますが、「あがり」になった選手は試合に参加することはできなくなります。なので、セオリーとして自分は「あがらない」ようにうまく調整し相手を待ち伏せしながら相手を「あがらせない」ように邪魔をするというプレーイングが求められています。
競技年齢層はもっぱらシニア世代に集中していますが、ゲートボールは本来子どもの不良防止に考案されました。しかし、他のスポーツに比べ激しい動きが少なく、またゴルフのようにコース内の移動も少なく済むことから高齢者を中心に爆発的な人気を集めています。子供の頃、家の近所にある公園はボール遊び禁止でしたが、ゲートボールは可という不思議なルールに子供ながら疑問に思ってました。仕方ないので家でゲームをして遊んでいると、外で遊べと言われるので公園に移動し携帯ゲームをしていると時折、熱きゲートボーラー達が喧嘩していました。試合が白熱しすぎて殴り合いになり、殺傷事件に至ったケースがあるほどのさすが熱狂スポーツだけあります。ま、そんな喧嘩ばっかりしてないで、ゲートボールでもやって決着つけましょうよ。
絹掛
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?