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3/27 陰占から人生の完成形を捉える⑦ 人生の変化が起こるタイミング

昨日の続きです。

陰占というのは、
客観的に出来上がる人間のカタチの縮図であり、
自分(=日干)を取り巻く環境の縮図であり、
陰占を見れば、 人生の完成形が見えるわけですが、

いったい陰占のどういう要素に着目すれば、人生の完成形を捉えることができるのか?
…というのが大きなテーマのシリーズです。

さて、「人生の完成形」というと、そんな先のことは知らなくても...と、
思う方もおられるかもしれませんが、
陰占の完成度に近い生き方であるほど、人生の歩みはスムーズになり、
陰占の完成度から遠い生き方であるほど、人生の歩みは緩慢になっていくもので、

実は、陰占の完成度に沿った生き方=宿命を消化した生き方をされている方の人生の速度と、
陰占の完成度から遠い生き方=宿命を消化しない生き方をされている方の人生の速度というのは、大きく異なります。

もっとも、
緩慢な歩みに慣れている人は、その緩慢な歩みの速度を当たり前と思う、
スムーズな歩みに慣れている人は、そのスムーズな歩みの速度をもって当たり前と思うものなので、
本人たちは、そこに差異があることに気づかない、
あの人も自分も同じように生きていて、変わりなく日々を過ごしていると感じるのですが、

多少時間が経過してハタと気づくと、そこに大きな差異が生まれていることに気づく、
同じように取り組んでいる2人を客観的に眺めている人がいたとすれば、その速度があまりに異なることに気づく、
…みたいなことが起こるのです。

よって、陰占の完成形を知ることは、
例えばご相談などで、その方の「人生の完成形」を単に捉えるのみならず、
その方が、人生をスムーズに生きていくための「自分らしさ」を取り戻す指標を確認することにもつながるのだといえます。

算命学でわざわざ「人生の完成形」を捉えずとも、
自分の素直で正直な欲求を認識し、それに応じた人生を歩んでいれば、
だいたいは、「人生の完成形」を生きることにつながるもので、

そういう「無理のない素直な自分」を生きていれば、スムーズでスピード感のある人生を歩んでいるものなのですが、
親や教師の教育や、自信のなさからくる同調意識あるいは社会・世間に揉まれる経験により、「こうあるべき」という固定観念によって矯正されて生きてきたような人は、
自分の素直な感性や欲求を封印した先において、だいたいは、緩慢にして、遅々とした人生を歩んでいるもの。

このあたりは、
才能にせよ、資金にせよ、立場にせよ、たいして違いがあるように見えないのに、
あっという間に何かを成し遂げる人と、
いつまで経っても何一つ成し遂げられない人がいる、
そういう差異がなぜ起こるのか?…をさぐってみると、

そこには多くの場合、命式の完成形(命式の型)に応じているか否かの差異があることに気づかれるだろうと思います。

さて、その前提で、本日は、
特殊な星があれば、特殊な生き方をすることで成功する、
標準的な星があれば、一般的な生き方をすることで成功する、
…という前提はあるものの、

後天運によって、「星が変化する」こともあって、
「通常の自分」とは異なる自分を生きることも可能である、という場合の、そのルールについてのお話から説明いたします。

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