2/2 結婚と干合、そして天中殺にかかる大切なこと
昨日は、「十二大従星から逸脱する」ことのリスクという、
比較的初歩的ながら、忘れがちなことについてご説明いたしましたが、
本日は、結婚と干合・天中殺についての、
比較的初歩的ながら、忘れがちなことについてご説明いたします。
「比較的初歩的なこと」 というのはていてい 「算命学における重要事項」で、
算命学を学び始めた当初は、それを重要なこととして認識し、
その認識を維持しながら物事・現象を捉えることができるのですが、
勉強を進めるなかで、 様々な事例を眺めていくと、
その「比較的初歩的なこと」 から外れた事例も多数あることに気づき、
だんだんとその 「比較的初歩的なこと」が重要な内容であるという認識が薄れていってしまうことが少なからずあります。
けれど、
「比較的初歩的なこと」というのは、
個別具体の事においては外れているように見えたとしても、
世の中全体を俯瞰すれば、大方に当てはまっているもので、
ではなぜ、外れた事例が多数あることばかりに気づき、
その「比較的初歩的なこと」が重要であるという認識が薄れることになるのかといえば、
一つには、「特殊事例は記憶に残りやすい」ため、
そしてもう一つに、「大勢を占める重要なことは当たり前すぎてその重要性の認識が持続できない」ためです。
例えば、1,000人の黒人の中に白人が1人いれば、
記憶としてはその白人が強烈な印象として残ることになりますし、
空気が人間の生存にとって極めて重要なものであったとしても、
日々、その空気を吸っているときには、当たり前すぎてその重要性の認識を維持し続けることはできませんね。
これはいわゆる認知バイアスの一つですが、
人間には、こうした認知・認識における不合理性が避けがたく働くために、
何にしても、基礎・基本に立ち戻る、重要事項を重要なものとして確認する、
‥ということを定期的に行うことが必要なのです。
これは例えば、上場企業などにおいては規則として組み込まれていることが多いですが、
算命学の学びにしても、そんなふうに、定期的に基礎・基本に立ち戻り、重要事項を確認することが大切です。
さて、前置きが長くなりましたが、結婚と干合・天中殺です。
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