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雲ひとつない晴天でした【成年後見活動】

担当していた被後見人さんが亡くなりました。

最後は食事も摂れなくなって……。
でも『後見人の衣笠です』と声をかけたら、
うんうんとうなづかれ、
『また来ますね』と声をかけたら、
微かにニコッと笑ってくれたAさん。

やっと最近、訪問したら私を認識してくれるようになったのに。
早いお別れでした。


前にもnoteで書いたことがあるAさん。
家族との関係性は悪く、今後は関わらないし、何も出来ないとキッパリ言われていたので、
家裁に相談・報告し、死後事務を進めていくこととなりました。

葬儀には私1人。
過去にも私1人の葬儀がありましたが、
いつもいろいろ考えてしまいます。

私はAさんとは1年ほどの関わり。
過去に何があったか。
家族は具体的には語られませんでしたが、きつい言葉で言うと、Aさんにかなりの恨みつらみがあるようで、
だからこそ『ざまあみろですよ』の言葉に繋がるのではないかと感じています。

でも、やっぱり私しかいない葬儀は
なんとも言えない気持ちになります。

誰を責めるでもない。家族も責められない。
さまざまな想いや、ここまでに至った背景を専門職として理解し、しっかりAさんを見送ってあげようと思い、『空から見守っていてください』と伝え、お別れしました。


とっても綺麗な空でした。

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