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だだびとのだぶん

読書において、急ぐことほど、もったいないことはない、と思います。

絶賛、時間に追われております、二十二歳です。
小さいころから本を読むことが好きで、そんなに読書とか、文字を読むとか、抵抗はない方だとは思うのですが、今回ばかりは、悲鳴を上げております。

というのも、この三日間で、興味があるかないかわからない本を三冊読むことになりまして。

たぶん、一番私が解せないのは、興味があるかないかわからない、という部分です。
普段は、小説とか、エッセイとか、幅広く、文芸に入るものを読むことが多いのだけど、今回読む三冊は、たぶん実用書に分類される本たち。
仕方なしに、読むのです。
はい。
で、今回の場合、その実用性が私に発揮されるかが、わからない。
これがね、いまいち読書がはかどらない原因だと思いますよ、私は。

今回読む三冊は、一言で紹介するなら、ブックリスト。
読みたい本を見つけるために読む本ということです。
調べたい物事のジャンルを三つに絞ったので、三冊読むことになりました。
この本たちが紹介する本の中に読みたい本があれば、読んでよかった! と思えるけれど、もしなかったら…… と考えると、ちょっと悲しくなります。
読んでみないとわからないから、読まないといけないけれど、三日間が消えるかもしれない、けど…… と言うのを、繰り返しながら、ページをめくっています。

あと、読んでみて気づいたのですが、これらの本は、一冊の中で話が頻繁に途切れる、という特徴があります。
普段、私が読んでいる本は、章と章の間につながりがあって、一冊として物語性があるものが多いです。
しかし、本の紹介をしている本というのは、章としてのつながりはあまり重要ではないのかもしれません。
もちろん、一冊にまとめるからには何らかの意味や順番に意図があることは確かです。
ただ、私は、一冊紹介が終わるごとに話(紹介する本)が切り替わる、というこの本たちのリズムにどうしても慣れなくて。
それも、もう読みたくないなぁと思う原因の一つであります。

そんな感じで、だいぶダメージを受けているところに、タイムリミットがある、というのが本当に厄介。
三日間で三冊。
これはね、一日に一冊読めばいいから、まぁ、普段なら大丈夫な量ですよ。
どちらかと言えば、本は一気に読みたいタイプだし、時間さえ確保できれば、読むのはね、できると思います。
ただし、あたくし、読むペースはそんなに速くないのです。
だから、期限が設定されると、時間が気になって仕方がない。
そこに、興味のない本の紹介が続くと、あぁ、このまま読み進めて大丈夫かしら、と不安になるのです。
雑念が頭をよぎるから、内容を理解するのに時間がかかるし、またそれが気になって集中できない。
負のループです。

ここまで千文字ほどかけて駄々をこねてきましたが、やらねばならないのでね。
やりますよ。
えぇ、頑張ります。
週明けに読みたい本と出合えますように。
期限内に読み終われますように。
うぅ、頑張ります、

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