初めての断食5日間の感想を書いてみる

初めてファスティング5日間にチャレンジして、体調改善が見られたので、その経緯を書き留めます。

■ 背景・経緯
40歳を過ぎてから仕事の集中力低下が気になっていました。30代は1日中パソコンに向かっていてもハイパフォーマンスを発揮できていたのに、いまはコーヒーを飲みながらでも30分が限界。金魚並みの集中力に低下していました。

これはヤバイ!と始めてみたのが筋トレ。週4日筋トレを継続した結果、確かにメンタル面と集中力の改善が見られました。これいいじゃん!と続けていたのですが、2月の半ばにインフルのような症状(検査は陰性)で3~4日間寝込んでしまいました。

ん!?なにかが違うぞ!と違和感を感じたのがこのとき。布団でAmazon Videoのシュタインズ・ゲートを48話一気観しながらモヤモヤと考えていました。

そんな折、Facebookの友人が断食の記録を公開していました。そういえば、断食で花粉症が改善する話を他の友人からも聞いたことがあったので、断食になんとなく興味を持っていました。

ウェブで調べてみると、胃腸を休めることでアレルギーの改善だけでなく、全身の細胞レベルでの修復作業が行われ、メンタル面にも好影響ということで、やってみないと気が済まない好奇心がムクムクと芽生えてきました。

■ 準備段階
何冊か書籍を購入して、結局参考にしたのが下記の書籍。
「3日で人生が変わる究極の断食力 … https://amzn.to/2EOMZ6W 」
ブログでも細かく実践方法が書かれていたのが気になりました。

ポイントは酵素ドリンクですが、おすすめの酵素ドリンクは1本9000円ほどするので、お手頃な万田酵素のドリンクで試してみるとに。
「万田酵素 ドリンクタイプ 50ml×15本 … https://amzn.to/2HbcUtc」
まあ、万田発酵の社長様には個人的にとてもお世話になっているので。

あとは、ヒマラヤだかなんやらの岩塩です。

■ 実践経緯(準備期間 3/2-3)
まず準備食で断食前の胃腸を整えます。基本的には卵、肉、魚を除いたシンプルな食事。土日で自宅で料理ができるので、家族のご飯を作りながら、肉を除いたおかずをやりくりして済ませることができました。前日の夜に子供の残したおかずを全部食べてお腹いっぱいになったのがちょっと心配(笑)

※ ここから文体が変わります※

■ 実践経緯(断食1日目)
いよいよ断食スタート。初日の朝から酵素ドリンクをグイ!と飲み干して、これからの決意を新たにする!普段から朝食を採らないことがあるので、初日はオフィスに出かけてパソコンの前まではなんともないが…。
ここで致命的にことに気が付いた、

コーヒーが飲めない!

これまで、目覚めにコーヒー、オフィスについて仕事始めにコーヒー、午後の仕事スイッチにコーヒー、夜の気合にコーヒー、と1日4杯ほどブラックコーヒーを飲んで目覚めていたので、コーヒーがないと仕事のスイッチが入らないことに気が付いた。

またどうにも食べ物のことが頭から離れず、「食べられない」と意識するだけで余計にハンバーグや天丼のイメージが浮かび続ける。

実は私、過去、大学生の時にインドネパールをバックパッカーしていたとき、ガンジス河で泳いで、ネパールで生水を飲んだことで、急性胃腸炎で七転八倒の苦しみを味わったことがある。それ以来、胃の不快感と20年近く付き合って来て、空腹になると胃が気持ち悪くなるので食事を採る、というルーチンを過ごしてきた。

食事を食べられないということは、胃の不快感がずっと改善しないということで、いつまでたっても胃にボーリングの玉がゴロゴロ転がっているような重い重い感触が残り続けている。当然、仕事のパフォーマンスは劇落ち。

オフィスが横浜関内という県下有数の飲み屋街にあるため、帰り道は焼肉、居酒屋、ラーメン、お好み焼きと、オラオラオラ~!と食欲のコンボラッシュに遭い、フラフラになりながら帰宅。散々な1日だった。

■ 実践経過(断食2日目)
目覚めから胃の調子が良くなく、温めた麦茶と梅干を口にするが、身体がダルく全くやる気がでない。この日は物置化していた自宅の一室を片付けるリフレッシュ作業デーとしていたので、オフィスに出かける必要はなし。子供を送り出してからも眠気が晴れないので、天国の二度寝。

昼過ぎから片づけをスタート。不要と思われる服や昔の品物をポリ袋に次から次へと詰め込んでいく。ところが30分ほど作業すると、ひどい脱力感に襲われて全く手が動かない。少し休んではまた作業に向かうが、一向に手が進まない。胃の不快感はあいかわらずだし、なんでこんなに辛いことをやっているんだ!と自分を責めるメンタル状態に。

■ 実践経過(断食3日目)
昨日に引き続き、部屋の片づけデー。1、2日目に比べると胃の不快感が少しましかもと思っていたが、この日は頭痛に悩まされる。しばらく横になって楽になったと思って立ち上がったらフラフラーとめまいで立っていられない。あかん、もうあかん。とくじけそうになったが、午後から急に体調が快復して平常に近い状態に戻ってきた。

■ 実践経過(断食4日目)
朝、顔を洗うと頬がコケて見える(笑)オフィスへの通勤で地下鉄に乗るだけで、駅の階段を上がるだけで息が切れる。相変わらず午前中はまったく仕事にならないが、午後から体調が快復気味になる。この日は21時まで仕事、帰宅すると妻が夕食の残りのハンバーグを冷凍するためにフライパンで焼いていた。このハンバーグの香りが断食中最も脳天を直撃した一発だった。

■ 実践経過(断食5日目 最終日)
これまでの不調が嘘のように快調な1日だった。朝から昼過ぎまでぶっ続けでパソコンに向かっていても集中力が途切れない。まるでナチュラルな状態を淡々と維持できているよう。この日は月1回の全体ミーティングで、晩御飯を食べに行くのが常だが、事情を話してゴメンナサイしてもらった。あいかわらずの変人ぶり、といつもの調子で受け入れてくれたみなさんに感謝。

この日は今年一番の花粉飛散とニュースが流れていたが、基本的に無感。花粉症の症状は大分収まったのかもしれない。

■ 回復期
断食は断食中より回復食が大事と言われている。いよいよ回復期の初日、参考本のスッキリ大根をレシピ通りに作り、手順通りに食してみる。昆布だしで大根を柔らかく煮込んだだけのシンプルな料理。短冊状に刻んだ温かい大根を口にほおばる…。6日ぶりの固形食、うまい!うますぎる!さらにリンゴをほんの1口ほおばる。

なにこれ!!!全身が熱くなる!

リンゴの果糖が口の中いっぱいに広がったかと思うと、全身を駆け巡り、身体が熱くなるのを実感する。人体にとって糖分というのがいかに重要なエネルギー源かを実感できる。さらに、だし汁に味噌をとき入れて飲む。

なんちゅうもんを出してくれたんや…

の京極はんの心境ですよ。ただの薄い味噌汁がこんなに旨いなんて。サハラマラソンのコカ・コーラ並みのインパクトやな。

という流れで、食べ物に感謝x10の回復食でした。

■ 考察
このノートを書いているが回復食3日目の昼。
・花粉症の症状はかなり改善(朝に少し鼻水が出る程度)
・胃の不快感は半減(むしろ空腹に慣れた感もある)
・集中力がフラットに継続する
と、生活のレベルがかなり改善された。

一方で、断食中は筋トレが全くできなかったので、体力の低下をどうやって補うか?という課題も発見できた。

さらに、仕事のパフォーマンスに関して最も影響の大きかったのは、コーヒーを絶ったことが影響しているのではないか、という仮説が立った。仕事のスイッチとしてコーヒーは欠かせないと思っていたが、カフェインには副作用もある。カフェイン断ちのブログを見ると、断食1、2日目の症状が結構当てはまること、現時点で集中力がナチュラルな状態で継続していることから、カフェインの悪影響についてふと疑問が湧いた。

理系っぽく原因の切り分けとして、3ヶ月ほどカフェインを絶った生活を行ってみて、集中力の経緯を観察する。その上で、再度断食を行ってみて症状の経緯を観察する。という、ストイックなアクションアイテムを作って、初めての断食メモを終えようと思う。

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