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第0章 夫婦で販路ゼロから始めた小さな越境ECで、ロンドンに出店する話

1.自己紹介

こんにちは。滋賀県で伝統工芸作品の越境ECサイトを運営している、磯野研と申します。
皆さま、金継ぎという工芸をご存じでしょうか?日本でもちょっぴりブームになっていますが、割れてしまった器を接合して、金粉などで割れ目を加飾した工芸品です。日本由来の工芸で、室町時代以降、茶の湯の文脈で発展してきました。伝統的な手法では接合に漆を用います。

私たちが販売した金継ぎ作品の例

私たちはThe kintsugi Labo JAPANという店名で、主にアメリカへ金継ぎ作品を2021年9月から販売しています。2022年10月にイギリス・ロンドンで金継ぎ販売&ワークショップを予定しています。なんとかECサイトのオープンから1年で海外進出が果たせそうな状況です。

The Kintsugi Labo JAPAN HPへリンク

簡単に自己紹介をします。私(磯野研)は東京で司法試験に落ちた後、少しだけアニメの会社で製作進行として勤務。その後、リーマンショックの余波が残る中、仕事を求めて東京から京都へ引っ越してきました。以来、サラリーマンを7年ほどやった後、中小企業診断士というコンサルティングの国家資格を取りました。2年ほど滋賀県にある彦根商工会議所で勤務した後、独立して今に至ります。こちらはIsono Revitalizing Office合同会社と命名し、夫婦で経営しています。地方によくある、小さなコンサルティング会社です。

Isono Revitalizing Office合同会社 HPへリンク

特徴があるとすれば、コンサルティングだけではなく、伝統工芸領域で自分たちで事業を経営することを、会社の中核に据えていることです。自分たちでビジネスを軌道に乗せて、その成果をお客様に還元できるように日々活動中です。ここでは、そんな私たち(夫婦+職人さん)の経験を通じて、大変だったこと、失敗したこと、うまくいったことなどを書いていきます。

2.なぜ書こうと思ったのか

自分でビジネスを始めるにあたり、私自身が勇気を与えてもらった本があります。

『僕が四十二歳で脱サラして、妻と始めた小さな企業の物語 自分のビジネスを始めたい人に贈る二〇のエピソード』
著者:和田一郎
発行所:バジリコ株式会社
出版年:2015年9月20日 初版第1刷発行

作者さんの丁寧な人柄が伝わってくる七転八倒の、それでいてどこにでもありそうな夫婦でネットショップを経営する話です。仕事柄いろいろな起業の本を読みましたが、失敗を含めた経験を包み隠さず書かれているこの本が一番心に刺さりました。私もこんな経験が書ければ誰かの役に立てるのではないかな?と思い、noteを始めました。以下の章立てを含め、この本を全面的に参考にしています(もちろん内容はオリジナルです)。

3.今後の予定

以下のような章立を予定しています。

第1章 36歳で中小企業診断士になったものの・・・何がなんでも自分の納得する居場所をつくる
第2章 コンサルタントが事業者になるメリット・デメリット
第3章 伝統工芸にであう
第4章 最初のプラン
第5章 売上1,000万円が分岐点?
第6章 何を売るのかが決まらない
第7章:デザイナーさんからヒントをもらう
第8章:特徴を強みにできるビジネスを考える
第9章:自分たちでネットショップを作る
第10章:ライバルを設定して製品を企画する 使うシーン=お客様の「困った」が思い浮かばない・・・
第11章:「仕入れ」はとても大変だ
第12章:製品を作る
第13章:世の中に伝える方法を考える
第14章:一番の悩みは「価格」だった
第15章:売れない日々
第16章:初めて自分たちでモノを売った日・・・コロナために物流が混乱
第17章:初めてのクリスマス商戦
第18章:誕生日の朝にGoogle広告が強制停止・・・FacebookやInstagramのエラーも!
第19章:閑散期の過ごし方
第20章:ロンドンから問い合わせがきた
第21章:エクアドルの美術館とオンラインワークショップをした
第22章:ECサイトの改修
第23章:超円安が始まった
第24章:順調に売れ始めた
第25章:商品が足りない!
第26章:ロンドン行きを準備する
第27章:ロンドンでのワークショップを準備する
第28章:ハードワークな日々
第29章:ノウハウを言語化する
以降、続きます!

4.こんな方に参考になれば

規模は小さいけれども自分の作品を売りたいと思っている方、いつか起業をしたいと思っている方、中小企業診断士の資格は取ったもののいまいち活かせていないと感じている方などに届けば幸いです。
よろしくお願いします!

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滋賀県のびわ湖のほとりでコンサルティングと伝統工芸のお仕事をしています。今後もnoteを通して皆様と交流できれば幸いです。

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