高校生のiPadでkintoneアプリを作る!
長野県白馬高校 kintone授業 by kintoneおばちゃん
第1日目(2/6)
吹雪の白馬へGO!(前日)
2月5日都心は数年ぶりの大雪。長野駅も吹雪の中バスを3台待ちました。
周りの乗客は全て外国人。インバウンド再開だー!
みんな荷物も大きくて体も大きくて・・・
同行してくださったのは、kintoneCafé神奈川でご一緒させていただいた神奈川県山北町町議会議員の高橋純子さんでした。白馬高校の生徒さん達の様子を生で確かめたいと、わざわざ白馬までいらしてくださいました。
白馬村はホワイトアウト
白馬は白黒映画の中にいるような景色でした。
いざ白馬高校へ!
▶白馬高校OfficialPV
私の大好きな白馬高校のPVです!!!
いざ授業開始!
チャイムの音とともに、生徒さん達が教室にどどっと流れ込んでくると、おばちゃんの心拍数と血圧がいきなりマックスになって、一瞬、立ちくらみがしました(笑)
前説
まずはkintoneおばちゃんの自己紹介と今回のテーマのいきさつです。
おばちゃんがkintoneに出会えたことで、それはもうたくさんの仲間につながって、見ることもなかったはずの世界を見ることができて、そして白馬高校のみなさんと奇跡的につながったこと。おばちゃんの周りの社会は、kintoneを作っているサイボウズ社の企業理念「チームワークあふれる社会を創る」そのものであること。そんなことをお話しました。
チームワーク講座
kintone を勉強する前にどうしても「チームワークあふれる社会を創る」のお話をうかがいたくて、昨年暮れ、サイボウズ社に無理を承知でお願いしてみました。
なんと、チームワーク総研 鬼頭先生が「私やりますよ!」と手を挙げてくださいました。うれしかった!ありがたかった!胸が熱くなりました!
チームワークについての講演資料は企業の大人向けでしたが、内容はとても噛み砕いて、高校生にもわかりやすくお話してくださいました。
学校の方で用意していただいたマイクがうまく利用できず、鬼頭先生からのみのオンライン授業になってしまったのがとてもとても残念でした。
わがままカード
後半のワークショップはわがままカードです。手持ちの5枚のカードに新しいカードを加えて、全体の中から自分が不要だと思ったカードを捨てていきます。最後の最後に残った5枚のカード、ここに書かれているキーワードが自分が大切にしているものと言うことになります。
このカードゲームは、生徒さん達にずいぶん興味深かったようで、授業後のアンケートにも「いろんな気づきがあった」との回答が多数ありました。
※2/6 授業感想アンケート
QRコードを提示しただけで、40数人中30数人の生徒さんが自分でkintone にログインしてアンケートアプリに答えてくれました。
かなり意外だったので、帰りの長野行きのバスの中で、おばちゃん泣きました💦
第2日目(2/13)
ピーカンの白馬へGO!
翌週は先週と打って変わってのピーカン快晴の白馬でした!
今日の授業
まずはチームワークについての前回の講義の振り返りと授業後のアンケートアプリの設定画面を見ながらアプリの作成方法の説明しました。
アンケートアプリの(入力フォーム)作り方
チームで役割分担を決める!
チームに分かれて、それぞれの役割分担を決めました(と言うのも、iPadに接続させるBluetoothマウスが、各チーム1個ずつしか調達できなかったためです💦)
チームでアプリを設計しよう!
どんなことをみんなに聞いてみたいか、どんなアプリにしたいか、チームで相談します。どんなフィールドを使ってどのように質問するか、アプリを設計していきました。
チームでアプリを作ってみよう!
旧世代のiPadでもBluetoothをつなぐと何とかフィールドのドラッグ&ドロップができ、アプリ作成ができたものの、やはりiPadとマウスは思った以上に相性が悪くいろんな操作で支障が起きました。オロオロしているおばちゃんの目の前で生徒さん達はマウスと指をうまく使い分けて、何とかアプリを作ってくれました。
≪各チームで完成したアンケートアプリ≫
アンケートアプリに回答してみよう!
各チームのアンケートアプリが出揃ったところで、全員で回答していきました。
≪回答結果≫
アンケート結果を分析してみよう!
自分のチームで作成したアプリの回答を分析しました。
結果発表
最優秀チームには、株式会社ジョイゾーとサイボウズ株式会社から賞品が送られました!(写真撮り忘れました💦)
※2/13 授業感想アンケート
予めFormBridgeで作成して、回答してもらいました。
(kintoneにログインしてアプリに直接回答するときとの違いを体験してもらいました)
その結果です(今回も怖くてすぐに見られなかったです)
白馬村役場へGO!
白馬村の丸山村長をはじめ、デジタル統括監、総務課企画調査係長、同じく主査のみなさん、そしてこの席を作ってくださった白馬村教育委員会事務局の渡邉さんに今回の白馬高校のkintone授業の報告、ならびにkintoneCafé白馬の活動報告、kintoneの自治体事例のお話などをさせていただきました。
振り返り
今回もkintoneに巡り合っていなかったら、絶対に見られなかった景色をまたひとつみることができました!!
ただ今回はちょっと無謀な冒険でした。
「c-type端子もない旧世代のiPadでkintoneアプリを作ってもらう」
しかも生徒さんは学年まとめて53名。
せめて・・
普通のPCだったら・・
生徒さんの数が半分だったら・・
時間がもう少しあったら・・
場所が都心だったら・・
もっと暖かい季節だったら・・
なんて、意味のない「たられば」ばかり妄想して弱気になったこともありました。
不安で不安でいくら資料を作っても、シナリオを作っても、本番でなにが起こるか想像がつかず、この2週間はほとんで眠れませんでした。
45年前、教育実習で初めて教壇にたった時のことを思い出しました。
あの時も2-3週間、寝れなかったなーと。
ちょうど半世紀(50歳)年下の生徒さんは、おばちゃんからみたら宇宙人です。(向こうも同じでしょうけど)
けれど、2日目いっしょにiPadを触って少しずつお話をしているうちに、とても可愛い宇宙人、いや、孫のように思えてきました(笑)
(もっとゆっくり、いろいろお話したかったなぁー)
無茶な環境でも彼らは、不平ひとつ言わず、自分たちの頭で考えながら、淡々とマウスと指を駆使してアプリを作ってくれました。
本当にすごい!
今回彼らに教わったことがたくさんありました。
「DX人材が育たなくて・・」とぼやいている企業や自治体のおじさん達にも見習ってほしい!
しのごの言ってないで、まず自分の手を動かしてアプリのひとつも作ってみなさいな!!
そしてこれから・・・・・
新しい年度予算でkintone のチーム応援ライセンスを取得いただき、生徒さんと一緒に、学校や白馬村のお困り事をkintone で解決できないか、、のお手伝いをさせていただきたいと思っています。
まずは、白馬高校で毎年行われている「高校生ホテル」の運営システムの作成が目標です。
kintone仲間のみなさまへ
kintone仲間のみなさまには貴重なアドバイスや情報や沢山の声援をいただき、本当にありがとうございました!
ジョイゾーのみなさまへ
いつも惜しみなくバックアップしてくださる琴絵さんはじめ、小渡さん、中嶋さん、小泊さん、そしてご協力いただいた会社のみなさま、ありがとうございました。
▲前回のkintone Café白馬に続き、お子さん連れで、休みまでとって駆けつけて下さった小泊さんのnoteです。感謝
サイボウズのみなさまへ
70分もの「チームワーク講座」をお引き受けいただいたチームワーク総研の鬼頭先生、すてきな講義、ありがとうございました。
急なお願いに応えてくださった神田さん、奇跡的に間に合って賞品を生徒さん達にお渡しすることができました!ありがとうございました。
白馬村村役場のみなさまへ
お忙しい中、貴重なお時間をいただきまして、ありがとうございました。村長室からの眺め、素晴らしかったです。
協力いただいた地元の方々へ
昨年11月にkintoneCafé白馬に参加してくださったご縁で、今回大雪の中、駆けつけて下さった地元の清水先生、中村さん、コロナで参加できなかったシロクマ(遠藤)さん、そして、平岡母さん、ありがとうございました!
あと、分身ロボットオリヒメさんも参加してくれました。
中に入って?授業をリモートで参観されたのは、濱田さんでした。
家族へ
バスのチケット、宿の手配と調整、反省会(打ち上げ)場所の調整、荷物の受渡し、そして、村内の車での送迎等々、、お世話になりました。
白馬高校のみなさまへ
浅井先生はじめ、授業にご協力いただきました先生方、そして無理難題にとりくんでくださった1年生のみなさん、本当にありがとうございました。
また、お会いしましょう!
今回、私自身が、ひとりでは何もできないこと(チームワークの大切さ)を勉強させていただきました。
本当にみなさま、ありがとうございました。
#kintone #サイボウズ #白馬村 #白馬高校 #ジョイゾー
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