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#6 『ぺこぱ』の漫才にみる今の日本

昨年、M1の決勝戦を争った漫才コンビ、『ぺこぱ』。

ツッコミの松陰寺太勇とボケのシュウペイ…の漫才は、シュウペイの突拍子もないボケに、ツッコミの松陰寺が突っ込まず、全肯定する…とゆーもので、もはやツッコミですらない松陰寺は"キザ担当"…と称しているとか…。(^_^;)

ひと昔前なら、ツッコミはボケを叩く…とゆースタイルがほとんどで、それは今の漫才コンビでも、大半がそーなのだと思う。

しかし、最近はあまり、激しく頭をどつくような漫才は、好まれない傾向らしい…。(゜_゜;)

言葉と表情で突っ込む。

『和牛』などがいい例だろう。
昨年のM1王者の『ミルクボーイ』の漫才なども相方をどつくことはない。

そのせいか、激しく相方をどつく『カミナリ』や『トム・ブラウン』の漫才は、逆にインパクトを与えたり…。(^_^;)

"突っ込まない漫才"?…とゆーのでは、『オリエンタルラジオ』のリズムネタ、"武勇伝"の「あっちゃん、カッコいい~❗」…てのがあったが、これまた当時、流行った。

漫才も、芸人たちが、さまざまにアイデアを出しながら進化してきている昨今、もちろん、"突っ込まない漫才"も、主流ではないながらも、そうした試行錯誤の末の産物なのだろう。

今、TV番組を見てても、「安全には十分配慮しています」だの、「このあと、スタッフでおいしく頂きました」といった"ただし書き"など、コンプライアンスやら、SNSでの炎上に配慮?した"優等生"的な発言や番組作りに終始している感がある…。(ーー;)

最近のドラマは、俳優がタバコを吸うシーンでさえ、NGだという…。(゜_゜;)

そういや、喫煙シーン…て、見てないかも…。(ーー;)

地球環境や人に配慮した「やさしい」番組作り。

いわば、『ぺこぱ』の漫才は「やさしい」漫才だ。(^_^;)

ある意味、倫理観の向上?がもたらした結果だろうか…?

しかし、そうしたコンテンツは面白味がない…というのも、ある面では事実であろう。

「十分安全に配慮した」罰ゲームで、リアクション芸人が派手にリアクションしたところで…とゆーね…。(ーー;)

(『ぺこぱ』の漫才はおもしろいけど…。(^_^;))

出川やダチョウ倶楽部のような芸人は、今は非常に世に出にくいご時世だと言えよう…。

それは、ある面、今の世相を現している。

日本は、確実に「やさしい」世の中になりつつある…。(ーー;)

倫理観の向上?

日本の、ひいては世界中の人たちの道徳観念が向上してるとしたら、それはそれでスゴい事…。

素晴らしい事じゃない…。┐(´∀`)┌

ーだけど、それだけだと、面白味がない…?(゜_゜;)

"優等生"…て、決して誉め言葉だけではない、"面白味がない"とか、"融通がきかない"…みたいな意味合いも、暗に含まれていたりもする…。

人間…て、複雑ね…。(ーー;)

実際、今のTV番組を見てても、そーゆー窮屈さ、閉塞感もまたある…。(ーー;)

新天地を求めた芸人はYouTuberに…とゆー流れ…。(ーー;)

倫理観の向上と、それに伴う閉塞感…。

今のコロナウイルスにまつわる、この騒動は、なんだか、そんな世の中を象徴しているかのよーだ…。(ーー;)

自分が働いてるリラクゼーション店では、今、お客様の検温をしてから施術に入る。もちろん、37.5度以上あったらお断りする為にである。

以前なら接客業で、こーゆー状況…て、ちょっと考えにくい…。(ーー;)

その一方で、フェイクニュースとデマに踊らされた?人たちの買い占め行為とか…。(ーー;)

ネットやSNSといった"匿名で発言できる"道具を利用して、混乱に乗じて愉快犯のよーなマネをしたり、自分さえ良ければいい…とばかりの利己的な行動に走る人たちの姿も目にあまる…。(ーー;)

確実に「やさしい」世の中になりつつあり、倫理観も向上しているにもかかわらず…。(ーー;)

(…そーゆーのは、ごく一部の人たちなのだ…と信じたいけどね…。(ーー;))



ーまあ、ちょうど今、世の中が変わろうとしている…そんな変わり目の時、過渡期なんだろーなー…とゆーのを、『ぺこぱ』の漫才からも感じる、今日この頃である…。(ーー)

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