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0504 ロックダウン3.0 緩和の幕開け インドロックダウンDay#41

本日からインドのロックダウンは、2回目の延長戦いに突入した。ロックダウン第3フェイズとかけて、「ロックダウン3.0」などと呼ばれている。第1フェイズはとにかく全ての活動を停止、第2フェイズではゾーニングのコンセプト発表と経過観察期間、第3フェイズではゾーニング規制の実際の運用とでも言えるだろうか。

デリーの友人の話を聞く限り、レッドゾーンにも関わらずかなりの人が市中で活動を開始しており、そのような状況では感染者数も収束に向かう状況は見えてこない。実際に前回のnoteの更新から1週間程度だが感染者数はほぼ倍増しており純減であった州でも純増傾向に転じているように見受けられる。

昨日の感染者数は2600人余りとここにきて増加ペースもスピードが上がっている印象を受ける。私が住んでいるハリヤナ州グルガオンは、オレンジカテゴリー、オフィスも33%の稼働率で稼働可能とあり本日出勤をしてみた。本日が緩和初日ということもあるが、ほぼ無人の道路をひた走りオフィスへ到着した。

オフィス内は40日も締め切っているとかび臭くなっており、観葉植物も枯れてしまっていた。それ以外は特に変わった様子はなかったが、カレンダーの日付がまだ3月だったのがこの失われた40日を物語っていた。今日の何よりの気晴らしになったのは同じフロアに勤務する日本人2名の方と雑談したこと。オンラインのコミュニケーションは便利だし、用事は足りるのだが正直リアルなコミュニケーションに相当飢えている。

午前中ですぐにオフィスのフロアの冷房も切れてしまうので、本日は早々に退散。出勤しなくても仕事はできるが、オフィスの場で生まれるリアルなコミュニケーションで生まれる摩擦というかノイズが懐かしい。摩擦やノイズがあるからこそ、その場でのケミストリーも生まれるのだと思います。

まだまだ長い戦いになりそう、気張らずゆるりと頑張って生き残りましょう。

<インド側の状況>
・感染者数:44,358例(死亡:1,513例)
・物資の供給状況:水、デリバリー共に安定、州境の移動制限厳格化
・外出制限:ロックダウン41日目(緩和・オフィス出勤可)
・鈴木のメンタル:久しぶりの出勤、他人と話すと嬉しい

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