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薬剤師が勧める、年末年始ドラッグストアで購入できる胃腸薬

皆さんこんにちは。
いつもご覧頂きありがとうございます。

年末年始ということで、食べ過ぎの方も多いかと思います。
特に年末年始は病院もやっておらず、食べ過ぎてしまいドラッグストアに胃腸薬を買いにこられる方が多い時期でもあります。

そんな時、薬剤師の私がおすすめする胃腸薬があります。

それは「タナベ胃腸薬〈調律〉」❗️

太田胃酸、大正漢方胃腸薬、新三共胃腸薬などと比べると馴染みがないかも知れません。

しかしこの「タナベ胃腸薬〈調律〉」

他の胃腸にはない大きな特徴があるのです。
今回はそれをお伝えしたいと思います。


1.「タナベ胃腸薬〈調律〉」成分について

「タナベ胃腸薬〈調律〉」の成分は

トリメプチンマレイン酸塩
ビオヂアスターゼ
リパーゼAP6
カンゾウ末
ロートエキス
炭酸水素ナトリウム
沈降炭酸カルシウム
メタケイ酸マグネシウム

となっています。
消化剤、胃粘膜修復剤、胃酸分泌抑制剤がとてもバランスよく配合されてますね。

この中で「タナベ胃腸薬〈調律〉」の最大の特徴とは

トリメプチンマレイン酸塩
が配合されているところにあるのです。

2.トリメプチンマレイン酸塩とは❓

トリメプチン酸塩。聞き慣れないと思いますが

実はこれ、医療用医薬品に使われている 

先発品名セレキノンの成分になります。

トリメプチンマレイン酸は医療用医薬品として有名で
他の薬剤には無い

消化管運動が低下している場合には運動を亢進させ、
消化管運動が亢進している場合は運動を低下させる

という独自の作用を有しています。
いわばシーソーのようにバランスをとってくれる薬剤で、とても使い勝手が良いのです

市販薬でトリメプチンマレイン酸塩を配合している胃腸薬は「タナベ胃腸薬〈調律〉」だけなのです。
(セレキノンSという市販薬もありますが、こちらは過敏成腸症候群の再発した方しか購入ができません)

3.「タナベ胃腸薬〈調律〉」使用の主な注意点

妊婦さんや授乳婦さんは服用を避けてください。
ロートエキスが配合されているので、緑内障や前立腺肥大の既往歴のある方は避けてください。
沈降炭酸カルシウムやメタケイ酸マグネシウムが配合されているので、花粉症の薬であるフェキソフェナジン(先発名アレグラ)やテトラサイクリン系の抗生物質等を同時服用するとキレートを形成して効果が減弱する可能性があります。
・炭酸水素ナトリウムを使用しているので高血圧症の方は長期に服用しないでください。

4.まとめ

いかがでしたでしょうか❓

医療用成分のトリメプチンマレイン酸を配合している「タナベ胃腸薬〈調律〉」
の凄さがお分かりいただけたと思います。
とても万能なお薬なので普段から常備して置くのもいいと思います。

また、2日酔いなど、飲み過ぎてしまった場合は、以前お伝えしたハイチオールcと一緒に服用されるのも良いですね。

それでは年末年始、くれぐれも食べ過ぎ、飲み過ぎないように気をつけてくださいね❗️

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