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とまと流アンガーマネジメント

感情の一つ、怒り。

この感情に支配されるか、コントロールできるかによって、人生は大きく変わると思っています。

自分が怒るのは他人のせい、周りが私を怒らせるとばかり思っていた私とまとが、怒りの感情をどのように扱おうとしているのかを書きたいと思います。

怒りの感情でお困りの方に、少しでもお役に立てることができると幸いです。

ものごころついた時から温厚であまり怒らない性格の人には、全く理解できない内容になっていますので、そういった方々には価値のない記事になっています。

怒った時には何を感じているか?

怒りをコントロールするには、
なぜ自分は怒るのかを認識することから始めました。

怒るにも理由があります。

しかし、その理由は自分の外にはありません。

自分の中にしか、理由はありませんでした。

確かに他人から誹謗中傷されれば、怒る人は多いでしょう。しかし、怒らない人もいます。

確かに家事をしていて家族から文句を言われれば、そっちは何もしていないくせにと腹が立ちます。しかし、腹が立たない人もいます。

要するに、同じ状況でも人によって怒る・怒らないがあるということは、怒る理由は、怒る人の中に理由があることを意味します。

もし仮に、こういう状況におかれれば何十億人という全人類が一人も残らず怒る状況があれば、それはその状況を怒る理由にしても良いでしょう。

そのケース以外は、理由は自分の中にあります。

私が怒る理由の中で最も多い理由を一つ、例として書きます。

私は、私の話を聞いてもらえてない時に結構イラッとします。

話を遮るな!
話をすり替えるな!
適当な返事をするな!    など。

でも、これは話を聞いてもらえないから腹がたっているのではありませんでした。

話を遮られる時は、たとえば、
自分が言ったことの論点がズレているから遮られたのでは?(思い込み)=自分がその場の空気が読めていないことが露呈されることが恥ずかしい(感情)

話が急に変わった時は、たとえば、
自分が間違ったことを言っているから話をすり替えられたのでは?(思い込み)=間違いを認めたくない、否定されたくない(感情)

適当な返事をされるのは、たとえば、
自分の言っていることは相手からしたら興味がないのでは?(思い込み)=自分の話が面白くないと思われているのが辛い(感情)

というような、自分の勝手な解釈に始まり、やがては感情にたどり着く流れになっていました。

そして、私が間違ったり恥をかいたりする「自分」を認められずに、自分は間違ってなーい!と自己主張をしていたのです。

それがイラッとする態度にでたり、時には猛反発してたのです。

自分自身を受け入れる

では、間違ったらダメなのか、面白くなかったらダメなのか?

ダメではありません。

間違ってもいいし、面白くなくてもいいと思います。今、ダメなものダメ、できないものはできないのです。

もしそれがダメなままではまずいものなら、今後改善すればいいだけの話。

今の自分を自分で否定する必要はどこにもないことに気づけました。

間違っててもいいんだ。他人から否定されてもいいんだ。と心の中で思えるようになると、段々気持ちが楽になってきました。

少しずつ意識する

とはいえ、じゃあ明日から100%自分を受け入れますというのは無理な話なので、スモールステップで取り組むことを提案します。

短期的に結果を求めると、出来なかった時の自分を責めてしまい、結局自分のことを受け入れることができなくなってしまうからです。

私は、心の奥底では短期的な結果を求め、挫折しそうになり、怒りの感情をコントロールするなんて一生無理だと何度も諦めかけました。

これも自分がどう思っているのかを認識することで、わかったことです。

本や動画で勉強してるのだから、そろそろ怒りをコントロールできてもいいのでは…
また感情的な言動をしてしまった…
今まで怒り狂って生きてきたのだから、今更無理だろコントロールなんて…

こんな思いが、どうしても強いときには、そんな自分も受け入れてちょっと休憩をしたりもしました。ここで言う休憩とは、好きに感情的な言動をしてみようとリミッターを外してみたりしました。

そうすると、自然と感情についての本をまた読み始める自分がいました。

自分の怒りの感情を何とか改善したいという想いがつよかったのかもしれません。

継続は力なり

話は変わりますが、イチロー選手は31歳(厳密には32歳になるちょっと前)でシーズン安打数で世界一になりました。

約30年間努力をし続ければ、世界一になれるのです。

ということは、誰もが今から30年後には世界一になる可能性を秘めているということです。

何が言いたいかというと、内容が何であれ、ある程度のレベルまでは継続すれば誰でも到達できるということだと解釈します。何かを始めるのは今からでも遅くはないのではないかと私は思います。

30年後には、世界一感情のコントロールができる人とまではいかなくても、自分の理想とする姿になることはできると思っています。

少しずつ意識していって、できることできないことを体験しつつ、それでも意識し続けていきたいと思います。

私も日々苦労しつつ、まだまだ諦めていません。

生まれつき怒らない性格の人は、こんな意識をわざわざやらなくてもいいなんて正直羨ましいです…。

(おわり)

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