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レイバイバイマイセルフ:Sleep with moon by myself

錫作家の伴哲生さんと2人展をします。

伴さんと私が初めて展示をご一緒したのは二年前
酒の器toyodaさんでの酒器展でした。
僕も石を作ったりしているんですよって所から
夜な夜なメッセージのやり取りをしたり呑みにいったり夢中になって意見を交換し合いました。

平素私は自分の立ち位置を工芸に定められてはいません。
むしろどんな言葉にも置き換えることができないから自分のやっている事をわかろう(わかりたい)という切実な思いをカタチにおこしています。

伴さんは潔く工芸という立ち位置で工芸という言葉を多角的に捉える事に頓着されている気がします。伴さんのカッコ良さは私にとってはずっと難解です。伴さんの作る石は壺のようなものなのだろうとおもいます。

今回の展示では物性を感じる方法という所に焦点をあてて制作をすすめています。
原料を見てどう叩けばどう焼けばどう削れば物質としてどうなるのか?
観察し続けているからこそ原料を見たときに原料が放つ物性を感じる事ができます。

向き合う時の想像力、感じようと努力を続けて身体を動かしている私達の行為は一見単純ですがテクニカルです。単に作るという熱を超えた集中の末に出来上がる物質に私は喜びを感じます。

自分達が作った物質が
太古の人が制作した面白い話の説明書になりますように。
未来の人が人間に絶望しきっていない所に辿り着ける地図みたいな事になりますように。

振るとからからなる鈴盃をつくりました!
どうぞご高覧下さい。

会期:6/22-6/30  12:00-18:00   6/27休廊
      22日17:00よりオープニングパーティー
      酒器にあう日本酒ご用意しました。
      伴さんと私います。お気軽にいらして下さい。

GALLERY HEPTAGON
京都市上京区下立売通知恵光院西入中村町523
08075833388




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