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「あの人変わってるね」と言われると安堵する

「あの人変わっているよね」と噂話になる人はだいたい決まっている。
私もその一人だ。(噂される方)
でも「変わっている人」と認識されていることに安堵する。

「変わっている」という言葉の内容は、自分と比べてなのか、自分達仲良しグループの人たちと比べてなのか、会社やサークルなどの団体の人たちと比べてなのかは不明だが、大方良いイメージではないことが多い。
自分や自分達と比べて「変わっている=違う」ことを不快に思っている場合が多いように思う。

多様性を認めましょうという時代になったが、人間という生き物は周りと同じであることに安心するらしい。だからその安心感を崩されるかもしれない存在が怖いのかもしれない。だから多様性を認めると言いつつも本質なところでは自分と他人の境界を引きたがる。

だが私は自分でも認める変人だ。人と群れることが苦手で、人と全く同じになると気持ち悪い。前へならえ的な行動が好きではなく、人と違った道を歩いて違った世界が見てみたい。人混みが大嫌いで、一人で雰囲気を満喫できるほうがいい。

私はインテリアコーディネーターやデザインやコンサルを生業にしているが、今の仕事が性に合っていると思えるのは変人だからだと思う。
人と同じではいけない、人が思い付かないことを考えなくてはいけない、人には見えないことに気付かなくてはいけないこれらの仕事は変人でないとできないのかもしれないと思うのだ。

だから「あの人(私)変わってるよね」と噂されていることがわかった時は、人とは違ったアイデアを出してくれる人、何かしてくれそうな人と認識されているとポジティブに受け止めている。周囲の人と同じ人ならその人たちで出来る仕事なのだ、だから私に依頼してくれているのだと。
「変わっている」と言われることはマイナスイメージではなく、自分の存在意義を認めている最上の褒め言葉だと思っている。

類は友を呼ぶとはいうが、関係者はやはり変わった人が多い。経営者だったりフリーランスや独立開業している人が多いのだが、やはり何かしら独特の「色」を持っている。つまり何かしら「特色」のある人でないとクリエイティブな仕事ができないということだろう。私はその「色(人)」をチョイスして、お客様に適した色に仕上げていくのだ。色々な「特別な色」が集まると予想を超えた景色が出来上がるのが楽しい。

これからも私らしい特別な色を出す変人でありたいと思う。

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