「温泉卵を、自宅の『有り物』の器具で作ってみる。」

昔から生卵がどうにも苦手な私。

温泉卵(半熟卵)なら、何とか普通に食べられますので、
コンビニやスーパーで偶に購入するのですが

現在、コンビニの「温泉卵」、
私の知る少し以前のお値段の約1割増しくらいに値上がりしてまして。

(スーパーで売られてるのも、結構なお値段に…)

何せ、今、中華料理のファミリーレストランでも、
「天津麺・天津飯はお出しできません。」
というご時世ですし。

(恐らく、「どれくらい出るのか」という需要の問題やら、
それに伴う原材料の確保・管理の問題なんかも絡んでいるのでしょうが)


先日など、某コンビニで

「え、…今、温泉卵が一個100円するの!?」

と、さすがに驚いてしまったことから

家庭で温泉卵を、
それも、自宅にあるもので作れないかと、
生卵(常温・Mサイズ)で色々試してみた…という、

(その生卵も、現在、それなりに値上がりしておりますが…)

個人的『プロジェクトX』の顛末記でございます。


そもそも生鮮食品である卵を、

一度加工して、

大きく流通されている生卵とは、また違う形態のパックに、
白出汁の小袋も一緒に詰めて出荷、というのは、


原材料費の上に、加工賃や輸送費、

つまり、人件費やガソリン代等も余計に…と考えますと、

……ううむ、確かにそりゃ余計に掛かるか…。


「温泉卵製造」に特化した器具も、この世には存在し、
普通に販売ルートで流通しているらしいのですが、

「温泉卵作るのに1000円デコボコかぁ…」
と、ついつい貧乏クサいことを呟いてしまう私。

まあ、…取り敢えず「有り物」で間に合うなら、
少なくとも余計な出費はないですし。


昔、知り合いから聞いた話で、

「カップラーメンの空き容器をふたつ用意して、片方に熱湯を張って生卵を入れ、
もう片方で蓋をして放置すると、温泉卵が…」

というお話。

まず、これを試してみましたところ、
温泉卵、作れます!

① カップラーメンの容器(できれば、細長い円柱形に近い形のもの)を用意する。

② 容器に熱湯を八分目くらいまでに張り、その中に生卵1個(これは鉄則!)を入れて、ラップフィルムで蓋をして輪ゴム等で固定する。

③ 2〜3時間置く。→ 出来上がり。

でも、カップラーメンの空き容器って、そうそう都合良くは…。

後片付けは、残り湯を捨てて、ゴミに出すだけですので、
楽は楽でしょうけれども。


取り敢えず、
「割ってない卵が1個丸々入る容器」で、
「保温性の高いもの」で、
手持ちの一番身近なもの…というわけで、

『#無印良品』の、「ステンレスタンブラー 約450m」

https://www.muji.com/jp/ja/store/cmdty/detail/4549738395485

を用意しました。


ステマの意図は全然ないですし、
『無印良品』さんからは、私、一銭もお金銭は頂いてはおりませんが、

こちら、滅茶苦茶便利なのです!

外出時のマイカップとしてももちろんですが、

自宅用としても、保温性も、使い易さも、手入れのしやすさも考えられてるな…と。


おかげで最近、陶器製のカップは、家でもほとんど使ったことがありません。

また、持ち歩き用の、ティーバッグでお茶を淹れる際の、急須・ティーポットとしても、
非常に使い勝手が良いです。

旅行や野外活動時にもおすすめです。


私、こちらを、自宅用と外出用とでふたつ持ってまして、
そのうちの自宅用のもので試してみました。

(その間、陶製マグカップが現役復帰しました) 


流しに平底鍋を置き、その中に「ステンレスタンブラー」を据え、
タンブラーに熱湯を張って
その中に生卵(買ってきたばかりのM卵・常温)1個を入れ、
お手塩の小皿を、糸尻を下にして蓋にし、
一晩放置。

(【付記】
後日、改めて試みたところ、多少「ふるふる」ですが、約2〜3時間で温泉卵は出来上がります)


(タンブラーの蓋を使わなかったのは、「衛生上どうなのかな…?」と思ったため。

熱湯を張った容器の中に生卵を入れるのは、
卵の殻に亀裂を入れないための用心。

糸尻を下にしたのは、「蓋」である小皿の安定性の問題です)

翌朝、卵を割ってみて
「あ、…熱が通り過ぎてる…」と。


何と申し上げるべきか、
「半熟の茹で卵」に近いものに。

(「生卵が苦手…」な私としては、「生卵状態」よりはずっと有難いのですが)


で、…同様の要領で、生卵2個で再チャレンジ。

仕上がりは、
1個はほぼ理想的な温泉卵になったのですが、
もう1個が、かなり「レア」な状態…。

(結局「レア」な方は、目玉焼きにして頂きました)


複数個用の「温泉卵製造器」の商品説明を見てみると、
確かに「卵立て」が付属品としてありまして。

温泉卵を作る際に、
「生卵を全方向から均一に加熱する」というのは、
大事な要因みたいです。


複数個の生卵を同じ容器で加熱する、上手い知恵が思い浮かばなかったもので、

取り敢えず、「容器ひとつにつき、生卵1個」で作る方向で進めることに。

で、…現在、いまだに結論は保留中なのですが、
現段階で一番良かったのは、

『無印良品』の「ステンレス保温保冷スープジャー 約300ml」。

https://www.muji.com/jp/ja/store/cmdty/detail/4550344341155


同様に、流しの中の平底鍋にこちらのスープジャーを据え、
スープジャーの容器の中に熱湯を張って、その中に生卵1個を殻ごと入れ、
小皿で蓋をして、一晩浸け置いてみたところ、

黄身も白身もやや硬めながら、
家庭用としては申し分のない温泉卵が出来上がりました。

で、多分後は

「浸け置き時間」や
「蓋をするかしないか」など、

条件を細かく変え、ベストを探して試行錯誤、
…というところだとは思うのですが、

「熱湯を張ったスープジャーに生卵1個、一晩浸け置き」が、
少なくとも現段階では、個人的にはベスト…と思ってしまったもので。

(あ、…今にして気が付いたのですが、
「実験」の経過と結果を写真に残しておけば、もっと面白い記事になったかも知れません)

どなたか、この話題にご興味をお持ちの方、
ぜひ、この続きを。

ついでに、「ベスト」の結果の出た暁には、
こちらにもご一報頂けると有り難いです。

……なんて。


最後までお付き合いくださり、ありがとうございます。
m(_ _)m

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?