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時事ネタが苦手な女と清潔感があって汚い男

お世話になっております、記野 紗季です。

今回は私とある人のお話。
ちょっとお口が悪くなっちゃうかもだけど
途中まででも読んで頂けると幸いです。

ではどうぞ…

ご機嫌よう。
8月の初日、貴方はいかがお過ごしだろうか。
8月と言えば学生は夏休み、社会人は盆休み。
盆休みと言えば?
そう、帰省だ。
盆でなくても大型連休と言えばつきもののこの話題。
もうすぐGWだね/お盆だね/年末だね、実家には帰るの?
こうなるわけだ。
なぜ私がこの手の話が苦手なのか。
メンズエステだから出自や住まいをぼんやりぼやかして話していて設定がうんぬんで苦手なわけではない。
以前もとこかで書いた気がするけれど、私は家族というものと縁が薄いようで話して楽しい実家ストーリーがすぐには思い浮かばないからだ。
そこまででっち上げるのも面倒だし。

メンズエステに限らず夜職界隈には私のような境遇の人も少なくない。
想像してみてほしい。
両親や祖父母が健在で幼い頃から手塩にかけて育てられてきた娘とアングラな世界というのは繋がりにくいだろう。
皆がみんなそうだとは言わないけれど、触れられたくない部分が多いのが界隈の人々だと私は思っている。

そんなこんなで綺麗事だけではない世界に割と早めに触れてきた私が思う「汚い人間」のお話。

始めに断っておくけれど私は物理的な汚れはそんなに気にならない方だ。
炎天下を歩いた汗や土埃、徹夜明けの蓄積された皮脂汚れや何やだって全部洗えば落ちるから。
問題なのは内面の汚さだ。

私がメンズエステのセラピストになりたての頃、その人は客として店にやってきた。
コースを決めて支払いを済ませた後にこう言われた。
「ココだけでいいから」
今だから分かることだけれど、これは他店だとディープリンパや他の名称でオプション扱いになる施術内容だ。
ウチの店はそういったサービスはしていない。
そういうわけにはいかないとやんわり断ろうとしたが更に畳み掛けてこう言われたのだ。
「予約の電話でお店の人にもそう伝えてOKもらってるし、確認してもらってもいいよ」と。
当時の私はこれに疑問を感じつつもまんまと騙されてしまった。
その人の洗練された身なりや堂々とした立ち振る舞いも後押しになっていたと思う。
後からスタッフに確認するとそんな話は一切していなかったのだ。

今だからこうして言えるけれど、これは完全に詐欺の手口である。
私が汚いと思うのはこういう人だ。
少しでも自分が得をするためなら平気で嘘を吐いて他人を騙して利用する人。
単にスケベ心で迫ってくるク○客よりもタチが悪い。
まともな神経だとまったくの嘘であそこまで言えないだろうと恐ろしくもなった。

清潔感があって身に着けている物がどれだけ輝いていても汚い人間というのは実際にいる。
これを読んで下さる稀有なセラピストさんはこんな客とは無縁であってほしいものだ。

いかがでしたでしょうか?
私のような思いをするような人が今後いなければ良いなと思って書いたんだけど面白味に欠けちゃったかも。

最後までお読み頂きありがとうございます。
次回もメンズエステにまつわるお話になる予定。

ではまたの機会にお目に掛かりましょうね💗


記野 紗季