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仲間はずれを愛せよ

この人生を生きていると、人間関係でつまづくことが多い。あらゆる人間と頻繁に緊張状態になる。他人か知り合いかはあまり関係がない。親でも子でも、先輩でも後輩でも、ハエでもネコでも、見境なく特攻態勢に入る。
僕は、自分が思っている以上に我が強く、ひとつのセンテンスで死んだ気になって意地を通すところがある。
感受性が強すぎる部分が、脆く儚い人間関係の原因でもあるし、いまだに大いなる飛躍を信じている根拠でもある。
視野は狭いし瞬発力はない。柔軟性もない。
でも、一途でやり通す忍耐力と持続力がある。
子供の頃からの自分の特技は痛みに強いことではなかったか。耐えることに実は強いのだ。自分を毎日いじめて鍛えて少しずつ強くなるのだ。
もうこの際、仲間はずれを愛せよ。
耐えるのは得意だ。続けるのは得意だ。人の得意は一生変わらない。
人間関係は一生不得意だ。ならば今一歩進めて、人間関係の緊張や孤立、衝突や険悪な雰囲気、これらの共感する人の少ない「人生あるある」を、愛してあげるのである。
まあまあの頻度でやってくる定期的なイベントとして、孤独感のゾワゾワを、孤立感のヒリヒリを、心ゆくまま味わっていくべきだ。
それが本気で味わえたとき、僕の人生は完成すると思う。

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