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怒りの価値はゼロである。

怒りは滑稽なことである。これを覚えておこう。
怒っている人は少々のことは滑稽にうつる。
人が怒っているとクスクス笑いたくなるものだ。怒りとは目隠しと思えば良い。歩くのに目隠しをしている。こける。怒る。ぶつかる。怒る。はっきり言って笑いしか生まない。
怒りだすと周りが見えなくなり穴に落ち、物にぶつかり、人からつばを吐きかけられても気づかない。何をされたか分からないから、何かされたんじゃないかと被害妄想に陥る。
不幸の連鎖、怒りの連鎖が止まらなくなる。
怒る人は、心の真ん中に正義がどかんと腰を据えている。
正義を根拠に口を動かす人ほど非魅力的な人はない。
正義などは冗談を言い合う雰囲気の中で少しだけ使えるさしみのつまのようなものだ。
正義よりは欲望のほうが正直でさわやかだし、正義よりは少々の悪意の方が視界が開けて晴れ晴れしい。
怒りの原点は正義であり、正義の表現手段は怒りである。滑稽さに笑われるだけで、滑稽さを創造する視点がない時点で価値がない。
怒ることなど止めてしまった方が良い。
正義など背を向けてしまった方が良い。
その方がワクワクした人生を送れる。

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