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Alma Retreatで感じたこと

この土日、奥多摩エリアにある川井キャンプ場でAlma Retreatに行ってきた。コーチングスクールZaPASSの仲間と、その友人の方々が主催しているイベントで、今回はZaPASSメンバー8名のクローズド形式だった。

10月23,24日には、オープンイベントとして開催するそうなので、気になる方はこちらを見てほしい。


1. Alma Retreatとは

まず、リトリートはこういう意味らしい。

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そして、Alma Retreatは「自分の中に湧いてきたモノをそのまま表現できる」場である。

ここは、コーチング仲間がやっているのもあって、そういう機会だろうな〜とは思っていた。だがリトリートを終えてみて、「まさにこの言葉通り、いやそれ以上だった」と感じている。




2. 私の宝物 - 分かち合い - 

Alma Retreatでは、自然の中でグループワークや対話を重ねていく。もちろん、BBQや焚き火、星を見るといったキャンプらしいことも。

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そして今回のテーマは、「宝物を一緒に探しに行こう」だった。

宝物はあえて定義されておらず、価値観や軸のようなものを出す人もいれば、自分自身や他者と捉える人もいた。


私が最終的に出した答えは、「好奇心」と「分かち合い」

私にとって好奇心とは、「新たな視点や知識、経験を得て、世界の解像度を高めていきたい」というエネルギーの源泉だ。ちなみに解像度は、広さ・深さ・構造の3つに要素分解できる

また、前提として、世界は主観的に捉えるものである、と考えている。物理・科学など客観的な要素も、主観というフィルターがある限り、完全に客観視することはできない。

だからこそ、私は好奇心を原動力として、主観を磨いていきたい。

ただし、好奇心は学生時代からずっと大切にしてきたことを改めて言語化したなぁ、という感覚だった。


ここでは、初めて輪郭が浮かび上がった「分かち合い」に焦点を当てる。

分かち合いとは、「多面的な存在として自分と他者を愛し、よいこともそうでないことも感覚・感情で共有するプロセス・関係性」である。

「多面的」とは、ロール(役割)に縛られない、いろんな分人を含んだ「その人すべて」のこと。

「そうでないこと」とは、私の場合は、弱さやネガティブな感情など。

「感覚・感情で共有する」とは、論理的に理解してもらうだけでなく、言葉にならない部分さえも共有すること。

言葉にし切れないことを言葉にしているので、なんだかスッキリしないが、そんなことを思っている。




3. 過去、見えてきた壁

これまでの人生、私は水泳、起業、コーチとして独立など、個人プレーばかりに注力してきた。

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もちろん、NPOやインターン、立ち上げた団体など、チーム・組織で活動する機会はあった。しかし、私は浅い関係を築きがちだったと思っている。

普段コーチをしていて「対話が大事」みたいなスタンスを取っているが、対話に持っていくのを非常に苦手としている。「話をしましょう」と合意をつくったら、後はたいてい上手くいくのだが、そこにもっていくまでの勇気というか、アクションが足りない人生だった。

ただそれでも、これまでの人生はまあまあ上手くいっていた。我ながら頭は悪くないと思うし、行動力もあると思っていて(格が違う方々には、本当に敵わないが)。


しかし最近になって、「これじゃ回らないな」と感じ始めた。

「回らない」というのは、独力で学べる・生み出せるものが、チームでやっている人たちと比べて、浅く・狭く・小さすぎるということ。

それが顕著に感じられたのが、9月上旬にビジネスカンファレンスのスタッフをしていた時だった。

「リーダーシップを発揮して、強みを生かしている人たちは、チーム内外の人々と、驚くほど密な関係を築いている。そして時には衝突も厭わず、"活かし合えるチーム"になれるよう全力で動き続けている。」

この数ヶ月間、コーチングを通して、人との関わりを磨いていたつもりが、むしろギャップをまざまざと思い知らされた。

幸い、最終日に数人の仲間や先輩に相談させていただき、次につながる時間にはなったが、「真に支え合い、活かし合う関係構築」が大きな課題だと自覚した。


なぜこんな人間になってしまったのか?明確にはわからない。

幼少期の人見知りとか、やや寡黙な性格とか、殺伐としていて心理的安全のない小中学校で育ったこととか、やりたいことや感情を共有すると「素直じゃない」と否定する親の存在とか、いろんな要因があったと思う。

だけど、いま重要なのは、ここをさらに深掘るよりも、現実世界でアクションして、この壁を超えていくことだ。

以前は「こういう人間として生まれ、こんな風に育ったんだし、仕方ない」と思っていたんだろう。しかし今は、「これでは人生が上手くいかない」と明確に自覚している。焦りはない。やってやるぞ、という気持ち。




4. そして、リトリートでは

リトリートでは、そんな自分について打ち明けさせてもらった。
(記載した中には、事後に思い出して整理した部分もあるが)

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ZaPASSの仲間は、ほんとうに優しくて、普段だったら言えないことも、たくさん伝えさせてもらった。

そして、そんな私がどう映っているか、包み隠さず伝えてくれた。

それでも、変えきれない部分もあった。話しかけようか迷って、結局話しかけないとか、伝えたい想いがあっても適当な雑談で済ませてしまうとか。


でも、そんな自分さえまっすぐ見てくれた。

リトリート内での関わりすべてが、自分を見つめ、他者を見つめ、これからも一緒に分かち合っていく仲間としてのプロセスだった。







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