【発達凹凸】褒めるところなんてどこにもないと思ったらする工夫
\むずかしい子育てにあたらしい風を/
発達障害、HSC、不登校、里子…生きにくさをもつお子さんとの日々に奮闘中のママや支援者が、行き詰ったときに明日も歩みを続けられたらいいな。マインドフルネスをベースにした講座を実施しています。
小林ふみこ(臨床心理士・マインドフルネス)です。
今日のお話の目的
正論です…
でも、子どもについて悩んでいるときほど、
褒めるところが見つからなかったり、
悪い所ばかり目についたりします。
そんな自分に対して、
悲しくなり、自己嫌悪になったりする。
そんな時にちょっと違った角度で
気づけるかも。ちょっと楽しい(私は楽しい)
工夫を書きたいと思います。
「褒めるところなんてありません」
何度お聴きしたことか分かりません。
お子さんの発達が気になり、
集団活動がうまくいかず、
この先どうしたらいいんだろう…
どん底のあたりでなんとか生きているときの
お母さんから出る言葉のように思います。
母自身に褒めるところなんてないと思っている
そんなとき、お母さんの余裕がないので
お子さんを怒ってしまう時間が多く、
お母さん自身も、「自分の褒めどころなんてない」と思っていることも少なくありません。
褒めるところを見つけましょうがセオリーだが
ペアトレ的には、
それでも褒められるところを見つけます。
私もご相談のなかで、お聴きすることもあり、お話が先に進むこともあります。でも、それでも、腑に落ちないこともあります。
それも、ふつうのことです。
精神的に消耗していると、
こうやって思考を駆使するのが
疲れますしね。
そんなとき、別の方法として
からだからのアプローチがあります。
体の中のいろいろを感じてみる
お母さん自身のからだに目を向けてみるのです。
まず最初に感じられるところは、
案外ネガティブなことが多いです。
人間は、ネガティブなことを感じとりやすい。
なぜなら、ネガティブなことを避けられた祖先が
生き残り進化したから。
その他の感覚はないか感じてみると、
心地よい感覚や
わずかながらある感覚も気づくかもしれません。
体の中で勝手に行われている動きも感じるかもしれません。
面白いですよね。
体の中にも色々な感覚に気づきます。
腰が痛いときなどでも、
よくからだを感じてみると、
他の感覚もそこにあるのです。
人の体は、
良い・悪い・そうでもない…
色々な感覚をもつ全体的なものと気づきます。
体に感謝の思いも浮かんでくるかもしれません。
「いつも、こうして動いてくれてるんだなあ」
「頑張ってるなあ」
お子さんに応用してみる
この感覚を、お子さんの理解の枠組みに
ちょっとだけ当てはめてみると、どうでしょうか?
今、問題が顕在化していて
「悪い」状態のみが
クローズアップされていますが
もしかしたら、
別の捉え方をしてみると、
別の感じ方が産まれるかもしれません。
気づき方が、思考先行か
からだ先行かの違いと
言えるかもしれませんね。
からだで腑に落ちたことを
考えてみる、応用してみると、
「ああ、そうだったんかあ…」と
しっとりと腹から分かることがあります。
まとめ
「腑に落ちる」
とは、体から理解することだと思うんです。
褒められることがないなら、それほどに
日常生活でお母さんが頑張っていて
エネルギーが足りなくなっているのかも
しれません。
そんなときは、一旦思考をとめて、
からだを感じてみるのがおススメです。
セルフケアにもなったりするので、
目的を子どものためとせず、
目的を体を感じてみるとして、
たのしんでみてください。
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