常設展 5/12—6/21 「通販用」
本展示会は終了しました
きのねではこの度、作家さんのPRを主とした常設展を開催します。
作品だけでなく作家さんに興味を持ってもらえるよう展開します。
■出展作家
紙透 みふ
かわさきしゅんいち
床下重工
ムスミメ
本企画はオンライン展示を主としておりますが、予約制でご来店もしていただけます。ご購入を検討されている方などお問い合わせください。
下記のアドレスまでお願いします。
kinone.cg@gmail.com
本投稿は通販用の作品アップを主としております。
展示風景や作品への細かなコメントは別途投稿しますので、そちらをご覧ください。
紙透 みふ 作品
少女の流動的な心のゆらぎをテーマにアクリル絵具とペインティングナイフのタッチで作品を制作しています。
鮮明な女性像をそのまま描くのではなく、輪郭をも曖昧にした思い切りの良いタッチが抽象的な印象を獲得し、明確に言葉で捕らえきれない心の動きを表現しています。色やナイフの流れ、大胆な表情の「崩し」など観察しがいのある作品群になっております。
大阪中心での活動ではありますが、2020年には東京での個展も成功をおさめ、今後にも期待な作家様です。
2020年にはきのねにて個展も開催予定。(コロナの影響により2021年以降になる可能性もありますが未定)
『うまく言えない』F0 ¥23,000-
『おひさまのいろ』F0 ¥23,000-
『やがて薄れるのなら』F0 SOLD
『森の妖精』SM SOLD
かわさきしゅんいち 作品
動物画家、絵本作家として東京を中心に活動中。
昆虫に海洋生物、古代生物とオールマイティーなバリエーションが魅力。1
つの種類の動物を描くために、生態や環境、祖先などを深く調べあげ、描く対象となる動物の知識を得てからアプローチすることで、描くだけでなく情報と合わせて発信するスタイルをとっています。
知識の伴う博物系の展開は、絵描きの世界に留まらず多くの動物好きの人々に支持されており、きのねでの初個展「やせいのおしごと」では作家活動のホームである東京から離れた関西の地で500名以上の来場者にお越しいただく展示になりました。2017年に初めて出版社よりリリースされた絵本「うみがめぐり」も重版され、2019年からは書籍の表紙や雑誌のカットなどのアートワークも本格化し、今後も大いに期待される作家です。
Twitterではアートワークに限らず、動物や環境問題についての情報発信も多く、動物への関心を得るスイッチ的な存在にもなっており、ぜひここで知った方にはフォローをおすすめします。
本人の「語り」も魅力的で、絵本作家であることから子供にもわかりやすく、また興味唆られる言葉たちが多くのファンを得る大きな武器の一つになっていると感じています。
「博物ふぇすてぃばる!」や「いきもにあ」とイベントでも会える作家なので、ぜひ直に話を聞いてみていただきたいです。
『カタゾウムシ』 ¥6,000-
『ガストルニス』 SOLD
『ハイガシラオオコウモリ』 ¥45,000-
『タコクラゲ』 ¥25,000-
『ダンクルオステウス』 ¥10,000-
『モーリシャスオウム』 SOLD
床下重工 作品
「鉄と機械を愛する男」
それが床下重工という作家です。
2018年頃より本格的に展示活動をスタートさせ、きのねでも「牛乳パック展」など複数の企画展にご参加いただいております。昨年は厚紙を用いて縞鋼板を作成するいわゆる「ペーパークラフト」を中心に活動。
2019年、北加賀屋にある名村造船所跡地で開催されたアンデパンダングループ展の「アラタパンダン」では長さ2mにおよぶ縞鋼板を厚紙で制作。
柔らかい紙の質感と折り曲げが自在な性格を利用し、本来鉄でできているものをペーパークラフトで作り上げることにより、見た者に違和感と驚きを与える作品が目立ちましたが、2020年に入り、最近では「機械の声を聞く」つまり「音」を感じることをテーマとした作品制作に舵をきっています。
今回出展いただいた作品もその一つ。ゼンマイ仕掛けの懐中時計の声を聞こうという試みの作品です。床下重工の鉄・機械に対する向き合い方はどこか「不器用な」人と対峙しているように感じます。人間と機械、立場や存在そのものの違いが明確であるという認識を前提にはしていますが、人と接する様な有機的な熱を感じる向き合い方は誰にでも真似できる精神ではなく、今後も魅力的な作品に繋がっていくと考えております。
今回の作品は残念ながらWebでは本来の観賞ができないものでありますので、どうぞ来店のご予約をしていただけましたら幸いです。
普段私たちに平等に流れる日常の中で、なかなか意図して聞くことのない機械の声を感じてみてください。
『機械と対話する装置』 非売
ムスミメ 作品
紙透 みふ氏みたく、人間の心情を捉えることをテーマとした作品展開をしています。普段の作品ではアナログ作品での展開が多かったですが、最近はデジタルのリリースも頻度を増しており、今回1点のみになりますがアクリル板への出力と本人も初の取組をしていただきました。
アナログではアクリル絵具をメインに抽象画を制作しており、黒の印象が強い作家です。人間の心情がモチーフであるということで、手や目など、人体の一部を具象として描く作品もあります。
立体的に盛るといった絵具の使い方、色選びなどから人間の傷の中のような抽象の中に生々しさを感じるものもあれば、鉄製の錆など風化、汚れに見えるものなど、描きたい心情によって表現を変えてきます。
今回の展示では見えませんが、デジタルの作品では色鮮やかな中にグラフィックとしてのスタイリッシュさが感じられる作品も複数あり、アナログともまた違う魅力を秘めています。デジタルという新たな武器を手にし、表現の幅も大きく広がっていることを感じておりますので、今後はデジタル作品の方も楽しみな作家です。デジタルとなりますと展示するには印刷が必要ですが、今回出展いただいているようなアクリル板への出力など、素材選びによって表情が変わってくるところもデジタルの面白さの一つです。
画面の中から物理という外へどう吐き出すのかが、作家本人の「展示」という視点で今後の課題になってくるのではないでしょうか。
20代もまだまだ始まったばかり。ポテンシャルに期待です。
『クレーター』 F8 ¥38,000-
『残存』F0 ¥7,000-
『汚染』F0 ¥7,000-
『物憂げ』A4 SOLD
『不可視』A4 ¥13,000- / デジタル,アクリル板に出力
展示作品は以上になります。
購入希望は下記のメールアドレスまでお願いいたします。
また、購入希望のお問い合わせは先着順とさせていただきます。
kinone.cg@gmail.com
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