「対話的な学び」を学ぶ

石井順治 著「「対話的学び」をつくるー聴き合い学び合う授業」


一気に読み進められた。眠気も飛んだ。
付箋が手元になく、ドッグイヤーをしたら、ほとんどのページの角が折れることになった。笑

この本、校内でも扱いたいなぁ。
せめて研究部内での学び合いの時間に使えたらいいな。

校内にも共有できる何か良い方法はないか、色々と考えてみよう。

この本書を読み進めると、
どうしても「定義付け」「定型化」に急ぎがちな学校現場に、「対話的な学び」とは、そう言った事ではないんだということを、よくよく教えてくれる本だと感じた。
確かに「定義付け」や「定型化」も場合よっては必要だとは思うけれど。
「対話的な学び」の「定義」というよりも「姿」を見出すためには、子どもの事実から見えてきたことをもとにするのは言うまでもなく、さらには、立場や関係性を越えた教師同士の対話の体験と理解がなくてはどうにもならないと、本書からはっきりと読み取れた。
本書が、これまで私が考えていたこと、先週から始まった公開型授業観察で、今日までの全ての授業を拝見して思ったことなどに、光を灯してもらえた感覚だ。

また、この本書で書かれている考え方と、外部講師でいらして下さっている石川晋 先生がお話しされていたことが、重なる点が多く、晋先生のお話を振り返るきっかけにもなった。

ただまだ校内研究は始まったばかり。
「対話的な学び」を校内に広げ、築いていくにはまだまだ時間を要する。しかし、これからの未来の教育に目を向けた時、私たちの研究は非常に価値あるものになると思っている。価値あるものにしていかなければならない。

学校現場の癖といってもよい「結果に急ぐこと」という流れに流されることなく、じっくりと確かなものにしていきたい。



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