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LED TOKYOさんのショールームを見学してきました!

先日、LED TOKYO株式会社のショールームを木下商会メンバーで見学させていただきました。

屋外広告や店頭、交通機関といったあらゆる場所で、ディスプレイやプロジェクターなどの電子機器を使った情報発信をよく目にします。こうしたメディアを総称して 「デジタルサイネージ」と呼びますが、LED TOKYOさんはこのデジタルサイネージの販売から施工、映像制作を行っている会社です。

製品実機を間近に体感できる場として、千駄ヶ谷にショールームを設けています。

アクセス

〒151-0051 東京都渋谷区千駄ケ谷3丁目16-18
HP:https://led.led-tokyo.co.jp/
※見学は予約制となっています。

いざ、ショールームへ

周辺にはツタが絡まるビルや、赤茶のレンガが外壁に使われたマンションなど、ヴィンテージな建物が多いエリア。この街のどこにピカピカ光るLEDが……? イメージと景色が結びつかないまま到着しました。
ショールームのエントランスも、間接照明で演出された落ち着いたデザインです。

しかし、扉を開けるとさっそく目に飛び込んできたのは大きなLEDビジョン!

そうそう、このイメージ!

足元にもLEDが埋め込まれており、鯉が泳ぐ映像が流れています。鮮やかな極彩色に迎えられ、一気に心を掴まれました。

真っ先に目に飛び込んできた大きく鮮やかなLEDですが、裏側から撮影した写真がこちらです。

向こう側が透けて見えるのが伝わるでしょうか。
この商材は、窓面に取り付け屋外広告などを投影できるものです。

例えばオフィスの窓面に取り付けた場合、屋内から屋外や通路の様子を見ることはできますが、映像が流れていれば屋内の様子が鮮明に見えてしまうことはありません。
エントランスに企業のイメージムービーを流す、といった用途にも良さそうです。来客にも気づくことができますね!
また、この商材はイベント会場で映像を流す際にも使われるとのこと。
メンバーが「ライブ会場でステージに設置されているモニター、網状だなと思っていたんです」と呟いており、確かに……!と気付かされました。何度も見たことがあるはずなのに、恥ずかしながら装置に全く意識が向いていませんでした。「映像が流れていない間は、目立ちにくい」を身をもって理解したひとコマでした……。

屋外用の商材は、他にも展示がありました。

床面のサイネージはかなりの荷重に耐えられるとのことで、「トラックが走っても大丈夫」だそうです。

天井にもLEDが埋め込まれ、映像が流れていました。

天井を一部分上げて、その空間に配線を全て入れてしまうので、仕上がりは他の面と凹凸がなくフラットです。とてもスッキリ見えます!

先ほどご紹介した、床面も同様の方法が取られています。
既に存在する壁や柱に取り付けることも可能です。コンパクトな装置の中に配線がなされており、装置ごと取り付けられるため、かなり凹凸が少ない仕上がりになっていました。

写真左奥が、取り付けられた柱です。かなりスッキリ!

ご担当の方にうかがいました

さて、気になるのは設置を決める時、どんなことに注意すれば良いか?ということですが、大きくは下記の2点だそうです。

  • どれくらいの距離から見るか

  • どのような目的で使用するか

デジタルサイネージは、小さなLEDの集合体。近づくとこのような作りになっています。

この細かなドットの間隔(ピッチ)が、細かく詰まっているほど見えやすさは向上します。しかし、ピッチが上がるほど1㎡あたりの価格も高くなっていきます。

ピッチごとの見え方の比較ができるようになっていました▼

左側から右側に行くに連れて、ピッチが細かい商材になっています。

会議室のスクリーン代わりにするなど細かな文字を見る必要がある場合や、比較的近い距離から見る可能性がある場合は、あまり粗いと視認が難しそうでした。

では、液晶モニターとは何が違うのでしょう?
液晶には、細かな文字や映像が潰れずに見えたり、導入時の価格は抑えやすかったりとメリットがあるそうです。
しかし大きなサイズになるほど継ぎ目が現れてしまったり、耐用年数が5年程度と短かったりといったデメリットも持ち合わせています。
目的によってLEDと液晶との比較をした方が、納得感を持って導入できそうです。

ただ、屋外用など多少目が粗いLEDビジョンであっても、流す映像によっては見えやすい場合も。
たとえば暗い色を背景に明るい色や光を目立たせた映像は、色の効果で浮き出るように見えるため、鮮やかな印象を受けやすいと教えていただきました。

流したいイメージに近い動画やテキストがあればショールーム内のビジョンで実際に流しながらご相談することもできました。
LED TOKYOは映像制作も行なっているため、デザインのご相談も可能だそうです。

こうした立体的な映像も得意とされています。

まとめ

LEDディスプレイへの知見が深まったと同時に、空間の演出も大変勉強になりました。
どのように見せれば人の心を掴むことができるか、商材だけでなくどんな道具・家具を使えばクリエイティブな印象を与えることができるか、きっとよくよく検討されたショールームなのだろうと感じました。

また、映像制作にかかる期間や、欠けてしまった場合のメンテナンスなどをすかさず質問するメンバーの着眼点!ただ技術に感嘆するだけでなく、ご提案に活かすためのポイントをしっかり押さえており、こちらも学びになりました。

貴重な機会をいただき、ありがとうございました!

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