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HSPと向き合う上で私が心がけること

こんにちは。きのです。
ご覧くださりありがとうございます。

繊細な自分と向き合い生きづらさを乗り越えてきた体験や学んだ知識について、主に発信しています。

この記事では、HSPを自覚する私が、自分自身やHSP概念と向き合う上で心がけていることについてお伝えします。

もしかしたら自分はHSPかも?と気づいたとしても、どうしたらいいかわからない、どんなふうに向き合ったらいいかわからない、そんなことを感じるときもありますよね。

私の体験が少しでもヒントになりましたら嬉しいです。


▼HSPと向き合う上で失敗したこと

まずはじめに、私の失敗談からお伝えしたいと思います。

私はHSPを知った当初、「子どもの頃からの生きづらさの正体はこれだったんだ〜!」と、違和感の正体がわかりとても安心しました。

安心したのはよかったと思うんですが、安心しすぎてしまい、HSPを知っただけで救われたような気持ちになってしまったんです。

本を読んだり、YouTubeやSNSでHSPに関する情報に触れてさえいれば、自然と生きづらさは消えていくものと思っていました。

でも、数か月経っても、疲れやすく気にしやすい、生きづらい状態は何も変わりませんでした。

それもそのはず。情報のインプットだけでは人生何も変わりませんよね。

生き方を変えたい、生きづらさを減らしたいと思ったら、アウトプット、行動することが大切です。

HSPの場合は、HSPを知るだけではなく、たくさんの対処法を試して、自分に合うものを見つけて生活に取り入れることがポイントだと実感しています。

この失敗談については、こちらの記事でも詳しくまとめています。

インプットに偏らないように気をつけることを前提に、HSPと向き合うポイントを、次からご紹介していきますね。

▼まわりに配慮を求めすぎない

HSPの概念が世間に急速に広まってから、数年経ちました。

HSP?繊細さんでしょ?なんだか生きづらい人でしょ?と、表面的なイメージが拡散されて、正しい理解が進んでいない状況が見受けられるかもしれません。

ただ、HSPという繊細な人がいる、という知識はなんとなく持っている人が多くなってきました。

そんな中で、「私はHSPなんです」「理解してください」と、言いずらい気持ちはありながらも、まわりに配慮を求めたくなる場面も日常生活においてはあるかもしれません。

でも、そういうことを伝えてみても状況は変わりにくい、むしろ逆効果となるケースも多いのが現状です。

なんかめんどうなことを言っているとか、構ってちゃんかな?とか、そんなつもりはないのにマイナスなイメージを持たれてしまったり、こちらが傷つくような言葉や反応が返ってくるかもしれません。

頑張って伝えたのにわかってもらえないと、とても悲しくなりますよね。

そこで、家族や職場など身近な人に、HSPへの理解を求めたくなったら、一度その気持ちをこらえてひと呼吸。
自分に意識を向けましょう。

まわりに配慮を求めることは、他者をコントロールしようとすることにもなってしまいます。
それよりもまずは、自分が自分のことを正しく理解して、繊細さや敏感さに対処していくことが先決だと感じます。

他の誰かに理解を求めるより先に、自分なりの対処法を実践したり、思考のクセに気づいて、悩みすぎないための考え方を身につけたりしてみてほしいです。

▼自分に合う情報を見極める

近頃は、HSPに関する情報が世の中に本当にたくさんあふれています。

どの情報が正しいのか、私も未だに迷うことがあるくらいです。

中には「HSPの人は〇〇!」と断言するようなものもあります。
でも、HSPの傾向があるからといって、すべてのHSPさんに当てはまるものではない可能性も。

そのため、自分に合う情報を見極めていくことが必要になります。

自分に適した専門家の方や情報発信者さんを見つけられるといいですよね。
例えば、HSPの情報だったらHSP界隈での推しを見つけていくようなイメージです。

そこで一例として、私の判断基準をご紹介。私は自分の感覚を大事にしています。

自分と物事の捉え方や発言など感覚が似ていると感じる。
納得のいく情報を多く発信している。
自分に合いそう。勉強になる。好感を抱く。など…

即決するのではなく少しの間書籍や発信を見させていただいて、上記のような印象を持つ方の情報を中心に学んでいくといいかもしれません。

▼HSPのポジティブな面にも意識を向ける

HSPは生まれ持った気質なら変えられない。ずっと生きづらいままだ。
そんなふうに、悲観的になってしまう場合もあると思います。

でも、HSPは良くも悪くも環境からの影響を受けやすい気質だといわれています。
詳しくは、環境感受性という理論で解説されています。

つまり、HSPさんは自分に合った良い環境では、存分に力を発揮できる可能性があるということです。
HSPにはポジティブな側面も必ずあるはずだという考え方に、私も同意します。

例えば私の場合、HSPをポジティブに捉えることができるのは、次のような部分です。

ひとりの時間を楽しめる。
ちょっとしたことにも感動できる。
日常の小さなことにも幸せを実感できる。
他者の気持ちに共感したり、細かいことに気づける能力が子育てに役立っている など

自分の生まれ持つ高い感受性を楽しむ方向に発揮したり、HSPでよかったと思えるような事柄に目を向けること。

人にはネガティブに注目しやすい性質があるため、HSPの生きづらさにつながるような部分に自然とフォーカスしがちです。

でも時には、自分の持つ気質のポジティブな側面を意識してみてもいいかもしれません。

こんな自分でもいいと、自己受容が深まるきっかけになると思います。

▼HSP以外の可能性も考える

自分は絶対にHSPだと思い込みすぎてしまうことは危険であると、私は考えています。

今抱える悩みや生きづらさは、本当にHSPだけに由来するものでしょうか?

もしかしたら、発達障がいや内科的精神的な疾患など、HSP以外の別の要因も関係している可能性もゼロではありません。

HSPは、比較的新しい概念です。
まだ解明されていないことも多く、今後も研究が進んでいくものと思われます。

HSPのみにこだわりすぎてしまうと 何らかの治療対象の疾患等を持っていた場合、病院を受診して治療を受ける機会を失ってしまいます。

自分はHSPだからこんなに辛いんだ!と思い込みすぎると、どうしても視野が狭くなってしまいますよね。

そこで例えば、疲れやすさでいうと食事のバランスを見直す、自分の悩みに関係するHSP以外の概念や疾患はあるか調べる、など…HSPのみではなく、様々な視点から柔軟に自分と向き合うように気をつけることを、個人的にはおすすめしたいです。

▼まとめ

以上、HSPと向き合う上で私が心がけることについてお伝えしました。

・情報のインプットに偏らずにアウトプット、行動する
・まわりに配慮を求めすぎない
・自分に合う情報を見極める
・HSPのポジティブな側面にも意識を向ける
・HSP以外の可能性も考える

自分の中のHSP気質とニュートラルに、フラットに向き合えるように意識することを、個人的にはおすすめしていきたいと考えています。

ここまでご覧くださり、ありがとうございました。

最後に、プロフィールや活動内容をご紹介する記事リンクを掲載いたします。

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